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ほら遊ぼう

もう5月。

いやはや早い。早いよ!
もうちょっとゆっくりでもいいんだよ。
そんなこと言ったって…しょうがないんだけどね。

これは昨日の日記の派生版です。
5/2〜

今日は何した?
今日は火曜日なので、牧場へ、
馬に乗る日であります。
プットに乗って、少し障害飛んだ。
それにしても今日は、
いつもに増して元気だったな、プットさん。
歳的にはもうおばちゃんなんだけどさ。本当、よくやるよね。

お昼ご飯は母の賄いを。
・苦菜の白和え。
・大根とインゲンの揚げ浸し。
・もずくと大豆と胡瓜、鶏皮の酢の物。
でした。
美味しい。ご飯すすむね。

午後は皆で“しっぽとり”云うもんをやった。
それがなんだかめっちゃ難しくってさ。
左右と背後に気を配りながら、
相手のしっぽを取ることに集中して、すごい気を使う。

隙を見せず、隙を狙って、取る!。

皆さん、とにかく遊びに真剣だから。
やっぱり楽しいよね。

因みに参加者は、7歳〜17歳までいて、
もちろん有利不利はあるけど、
意外にもちゃんと成立するのがすごいところ。

僕の場合、有利に働くのは。
手足が長く、皆より足が少し早いこと。
7歳の場合有利なのは。
小さいから、僕の視界からすぐ外れる。
気づいたら背後に来られ、しっぽを取られる。
僕のしっぽが残っていれば、追いかける。それでも、狭いところに潜り込まれればおしまい。僕は入れなくなる。

という状況となる。

さっき、大人と話していたら。
「普通の学校の子たちは、しっぽとりなんかでこんなに真剣にならないよ」
なんてことを言っていた。
僕は学校へ行ったことがないから、
それが本当なのかわからない。だけど、牧場の子たちは皆本当に遊びに真剣で、全神経を駆使して遊ぶ。

なんだってそう。

鬼ごっこ。陣取り。サッカー。ドッチボール。缶蹴りだって。
全てにおいて、熱量無く適当に行う者などいない。

少しでも不正しようものなら、すかさず指摘して、
指摘を無視しようものなら、泣いて不正を訴える、なんてことは日常茶飯事。

皆さん真剣ですから、適当にプレー(遊んだ)するもんなら、
「りく!ちゃんとやれ!」って、ちびっ子に怒られる。

そんなこんなでこの日は、最近牧場で流行っている“しっぽとり”というもの。この遊びに初めて参加した。
ちなみに尻尾は、その辺に自生している、月桃や、ジンジャーリリーの葉を腰に差し込み、尻尾として使う。

葉の形は皆様々で、ちゃんと尻尾らしく出してる人もいれば、尾の部分が10センチほどしか出ていないずる賢い輩も中にはいる。

よーいスタート!という掛け声と共に、約13人一斉に散らばる。
そしてなんとこのゲームは、同盟というものがアリらしい。
僕はよく一緒に遊ぶ、年下の、運動神経抜群の二人と同盟を結んだ。つもりだったが、気づけば状況は一変し、ほぼ、男子対女子の戦いになっていた。

次々に尾を取られる女子たち。
最後まで粘り強い女の子もいるけれど、やはり最終的には、男子が残り、男子の中でも、僕と、さっき書いた、年下の二人と、あと一人、すばしっこいちびっ子が残った。

この四人の最終決戦。
さっきまで組んでいた年下の二人とはもう敵同士。
僕の一個下と、二個下の高身長男子。
手は長く、足は早い。絶賛成長期の二人。

最終決戦はまるで、柔道の如く向かい合って、隙を狙って尾に手を伸ばす。
バッと手を伸ばし、バシンと跳ね返され、を何度も繰り返す。
たまに取れるが、相手も取り返してくる。
ここで行われているのは、言わば心理戦だ。
体より、神経が疲れる。神経が疲れると、体が疲れたと錯覚する。
ふぅ、疲れた、。

結局決着はつかず、勝手に始まったタイムリミットで、一番尾の多かった僕が勝った。

牧場では、馬に乗るのと、遊ぶことしかやることがないから、
ここまで真剣になれるんだと思う。

昔、普通に学校へ通っている子たちと遊んだことがある。
その時、僕は僕なりに、普段通り真剣に遊んでいるのに対し、とある女の子から、
「どうしてそんなに頑張るの?ただの遊びなんだよ?」って言われたことを覚えている。
僕はこの発言にこう言った。
「だって本気で遊んだ方が楽しいよ?。」
「それはそうだけど…、ただの遊びでそんなに頑張らなくてもよくない?。」

ただの遊び。この言葉の意味がよく分からなかった。
今、遊ぶことが楽しいならば、本気でやらないでどうするの?。
僕は10年牧場に通って、「今、遊ぶことが楽しいから、本気でやる」ということがデフォルトになっているんだ、、。
そう先程自覚した。
楽しい遊びをしている時、体が勝手に本気モードになるのはそういうことか。

やりたくない時はやりませんが、
やりたい時はとことんやります。というか、できます。できるよう自然となっていました。
遊び以外ももちろん。仕事も。事務作業だって。
僕は仕事が大好きですから尚更。

これは続きが書けそうですね。
ではでは、僕はとりあえず、この話の続きの前に、
馬旅改稿版に取り掛かります。
昨日4日目まで書き終え、今日から5日目を書いていきます。
皆さんお楽しみに!






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