見出し画像

KPI至上主義の魔力について

まがまがしいタイトルにしてしまったが。

大企業からとあるベンチャーに転職して驚いたのが、前職に比べて非常にKPIが細かく設定されているところ。

例えば会社の売り上げが○パーセントというのがあると、それを各部署に落として、各人のノルマ?KPIとして数字を持たせ、評価もそれを達成したかしてないかを重視して行なうというところ。

当たり前の人に取っては当たり前なのだろうけど、前職は良くも悪くも緩く何とかなく上司とかと上手くやれていたり、数字はともかくなんか新しい事に積極的にチャレンジしてるね、みたいな定性的な部分が評価の大部分を占めていたという感じだったので、当初数字で何もかも管理される事に非常に違和感を覚えた。

ただ、メリットもあるなというのが最近のところで、各人のKPIの達成状況が表に出たり、算出されると、ゲーム感覚でその数字をいかによくしていくか、他の人より出し抜けれるか、すごく気にするようになるし、それが達成できるとちょっとした満足感が出てくると事か、

その数字を達成することの優先度が高まる事で、スピード感もって対応するようになる、とか、

数字さえ達成していれば残業とか飲み会とか付き合い参加しなくても、ちゃんと評価してもらえるとことかは、KPI至上主義のいいところなのかなと。

デメリットとしては、短期的なKPI至上主義となってしまうと、気をつけないと直近のKPI達成に目がいきがちになり、長期的な成長に必要な時間的・金銭的な投資をしにくくなってしまうというところがあるかな、と。

自分自身も決してKPI達成のために転職した訳ではないので、達成すべきKPIを示されるとそれを達成するために妙なアドレナリンは出て充実感的なものは感じられるのだけど、将来◎◎したいから転職するに至った大事な◎◎の部分が時に置き去りになり、この充実感の中身が本当に自分が求めていたものなのか、たまに自問自答したりする。

結論:まあ、当たり前だけどKPI至上主義はいいところも悪いところもある。KPIの達成度合い50-60% 、定性的な部分40-50% くらいの割合で評価するのがいいのかな、というのが所感。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?