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化粧をしない自由 〜何歳まで化粧をしないで働けるかの実験〜

女として生を受けて28年経ちますが、いかに化粧をせずにいられるか考えながら日々過ごしています。

どうにも化粧は苦手で、思えば七五三のときにしたファンデや、口紅の匂い、肌に何かがくっついている感じがものすごく嫌で、泣いて嫌がり、ずっとムスッとした表情。七五三撮影のあとに化粧を落としたら「やっと笑ったね」と言われたのを覚えています。

普段はトーンアップの日焼け止め飲みを塗ったり「すっぴんパウダー」なる、顔のベタつきを抑える粉を付けたりしています。

化粧を施すときは、仕事の面接の時や、友人に会う時、結婚式ぐらいだろうか。華やかな場所、自分の印象が評価される場面では化粧を施すけれど、久々すぎて不自然になっていないか気がかりになってしまう。

化粧をしない言い訳(というか自由)

特にファンデーションは、七五三のときのような、「顔になにかつけてる感」が強いし、昨今ではマスク生活のため、ファンデの匂いがこもって気になって仕方ない。顔がベタつくのがめっぽう苦手です。

それに、自分自身が「化粧をした顔」に見慣れてしまうと、化粧を落とした時の顔が「なにか足りない」って感じることに違和感があって。

化粧をしていない顔が自然体で100%の状態なのに、その自然体の顔が「足りない」印象になるなんて、なんだか、少しさみしくて。

以前、サンドラ・へフェリンさんというドイツの女性が書いたコラムが印象的で、読んで嬉しくなった文章がある。

以前、ドイツの女性誌を読んでいたら、結婚式に関する記事が載っていたのですが、そこには「花嫁へのアドバイス」として「やはり化粧をしたほうがきれいなので、花嫁さんは結婚式には化粧をしましょう」というものがありました。日本の女性誌だったら、花嫁さん向けのメイク術だとか、誰にどのように化粧をしてもらうのかなど、もっと詳細な内容になるかと思うのですが、ドイツの場合は「花嫁は結婚式当日は化粧をしたほうが良い」というアドバイスにとどまっていたのが面白く、あまりの感覚の差に笑ってしまいました。

化粧はマナー!? ヨーロッパ人女性が化粧をしない理由

https://otekomachi.yomiuri.co.jp/news/20181214-OKT8T118709/

これを読んだときに、「化粧って結婚式ぐらいでいい世界があるんだ!」って驚いたし、日々化粧を施さない私みたいな女の人が沢山いるんだなっていう事実が心強かった。

高校でアメリカ留学して、周りの子達を真似して毎日化粧をして登校し、大学入学後も割と化粧はしていた。映像制作会社に入ったら、もう全然化粧なんかしてらんないというか、なんのためにするのか意味わからなくて化粧をやめ、今はOL的な仕事をしているけれどもそれでも化粧をしていない。(最初の3日はしたけど、マスクで隠れるから意味ないと判断してやめました。)化粧をしていないことに対して何も言われないことをいいことに、一体何歳まで、化粧をせずにいられるか、実験中なのです。

でも、スキンケアをするのは好きです。ピーリングをしたり、顔のマッサージをしたり、化粧水も2種類使うし、コットンも使う。マスクでニキビが消えなかった時、シカクリームにはたいそう救われました。眉サロンにも行って眉をきれいにしたり。

とはいえ、トーンアップ日焼け止めと、テカリ防止のフェイスパウダーはとってもいい発明ですよね。保湿後の肌ってどうしてもベタつくし、肌の色を明るくしてくれたりテカらなくしてくれたり。とっても助かっています。

開発者さんありがとう👐