それでもそうしたかったの

わたしたちは、分離を体験するためにこの世界にやってきたと聞く。

だからこそわたしたちには、傷つく自由や失敗する自由、批判を受ける自由、間違える自由がある。

それは、傷つくリスク、失敗するリスク、批判を受けるリスク、間違えるリスクを取ってでもしたい経験をすること、味わいたい感情を味わうこと、見たい景色を見ること、新たな世界を識ることを選択する自由があるということ。

それを選ぼうとする人を尊重することは、時に手を差し伸べるより難しいのかもしれない。
でも、尊重できる人間でありたい。

その結果悲しみの中にいる人や、疲れ切っている人に、その自分の選択の責任を全て自身で引き受けようとしている人に「そんなあなたが尊く美しい」とそっと寄り添える人でありたい。

そしてだからこそ、誰よりもまず、そういう選択をしたことがある自分をバカにしたり恥じたりせず、ただ抱きしめてあげたい。