ホワイトチェストナット　〜バッチフラワーエッセンス〜

※写真はHealing herbs社のフラワーカードより

 キーワード

・本来の美しさ

思考の枠を超える、五感の喜び、今ここ

・バランスが崩れたとき

止まらないグルグル思考、狭い思考の枠に囚われる、今にいられない

ホワイトチェストナットのエッセンスについて

ホワイトチェストナットはバッチ博士が生み出したエッセンスの中で、『セカンド１９』に当たります。

考えてもどうしようもないことを、頭の中でグルグル考え続けることを止められなかったり、頭の中での不快なうるさいおしゃべりが、どうしても止まられなかったり。
なのに建設的なアイディアなどは一向に思い浮かばず、ただただ自分のグルグル思考に疲れ、余計にそれがストレスになる。

こういった経験が、ないという方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

よく『今ここに在る』ことが大切だと聞きますが、そのシンプルなことがどれだけ難しいかと私は感じています。

気づけば、過去の後悔を頭の中で反芻し続けたり、自分ではどうしようもないことをグルグル考えたり、人から受け取った言葉の解釈をグルグル考えているときは、まさに『今ここ』にはいることができていなくて、非効率かつ建設的でないだけでなく、せっかく今本当は目の前にある、２度と同じものは見られないであろう空模様、雲の動き、鳥の可愛い鳴き声、咲いている季節の花々、微細な風の変化、人の小さな優しさ、雨の音・・・そういった奇跡を見逃し続けていることになります。

今の自分として肉体を持ってこの世界を謳歌できる時間は有限。
であれば、できれば頭のグルグルより、目の前に広がる小さな輝きを感じて、その上で然るべき思考や決断をしていきたい。そんな在り方をそっとこのホワイトチェストナットは助けてくれるのではないでしょうか。

なんか頭の中がグチャグチャな感じが出てませんか。
写真:Observation © Alexandre Figueiredo
https://www.inaturalist.org/observations/161399338

私とホワイトチェストナット

私自身、グルグルと詮無いことを考え続けてしまうことがあよくあり、ホワイトチェストナットもお世話になる頻度の高いエッセンスです。
また、グルグル思考、グルグル自責の根本に働きかけてくれるようなエッセンス（スターオブベツレヘムやパインなど）や、自分の内なる声や思考を超えた魂の導きに集中することを助けてくれるようなエッセンス（スターチューリップやワイルドオート、セラトーなど）と併せて摂らせてもらうことが個人的には多いです。

ですので、もしかしたらホワイトチェストナットのエッセンスだけ、の共鳴ではないかもしれないのですが、ホワイトチェストナットをとり始めた時に個人的に印象的だった最近の変化が『自然と五感が喜ぶこと、に興味を持ち、するようになった』ということです。

お香に興味を持ち始めて薫きしめたり。
美しい音楽を聴きたくなって聴いてみたり。
ドラマ『光る君へ』を見始めたせいもあるかもしれないですが和歌にまた興味を持ち始めたり。（和歌は文字ですが、文字を通して、薫りや音、感情を感じることができます）

源氏物語を読むことも、とても『深く感じる』行為です。

グルグル思考が止まる、というよりは何か『心地よく感じる』『心動かされる』ことに自然と行動が向いていくように、ホワイトチェストナットは私に囁いてくれたのだと思います。

全体は調和してます。
写真:Observation © Anna Matušková
https://www.inaturalist.org/observations/45396522

そして今回はそんな風にして、そっと私の手を取り、さりげなく導いてくれましたが、きっと別の機会には、また違う形で私と共鳴してれるのでしょうし、人によってタイミングによって本当にそれぞれ違った形で、グルグル思考から今ここへ在るためにこうしたらいいよ、というのをそーっとホワイトチェストナットは教えてくれると思います。

〈参考文献〉
王由衣　『フラワーエッセンス辞典』星狐書房
Healing herbs Advanced Classテキスト
上野七歩子　『バッチの花療法　フラワーエッセンスヒーリング』説話社