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春の足音と私の心

3月に入り、どんどん冬の影が薄くなり、春の存在が濃くなってきました。

少し前までは、冬の中にほんのり春の気配を感じる程度でしたが早いものです。

季節は巡るのですね。

まだまだ朝晩は冷え込んだり、落葉樹たちは(一見)まだ裸のままですが、鳥の声もなんだか春の訪れを喜んでいるように歌っていて昨日はウグイスも鳴いていました。

枯れていた植物から新たな小さな緑がポツリポツリ。

お花もイキイキとしてきて、世界に少しずつ色んな色が戻ってきているようです。

梅の花

歩いていると梅の香りがどこからか漂ってきて、川の水の流れも先月なら、寒さが倍増するように感じる音だったのが、心地よいせせらぎの音に変わりました。

川は春も夏も秋も冬も変わらず流れているのだけれど、お日様の光や気温による私たちの心の変化が、聞く音さえ変えてしまうのだと思います。

そしてあと1ヶ月もしないうちに桜が咲き始めて、日本中あのサクラ色の染まります。

春がやってきているから、といって私の人生に何か特別良い出来事が起こった、ということはないですし、絶望感や孤独感に襲われることは寒い冬と変わらずあります。
さらに春は花粉症などリアルに困ることもあります。

それでも、春のどこか煌めいて鮮やかな空気は「やっぱりこの世界は美しい」と思わせてくれます。

一方外の春が濃くなればなるほど、自分の心だけが冬のままのようで、もう永遠に春なんて来ないような気もしてきて、ますまます心がグレーになっていくときもあります。

そんな時は抗わず、状況が許せば私は横になります。

そしてその時によくスターオブベツレヘムのエッセンスを摂ります。(他にこれかなと思うものがある時はそのエッセンスをとります)

横になって、じーっと胸の真ん中にある『重い何か』をじっと感じていると、ふと涙が出てきたり、そのまま眠ってしまうときもあります。


アネモネの蕾

悲しみや孤独が溢れる時は抗わず。
でも美しい春を少しでも多く感じて、心に刻むことができますように。



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