集中力がたりないのではなく、余っているのかもしれない

わたしは飽きっぽい自覚がある。
正確には、集中が短期間しか続かない。
一行目を見て「お前スプラ一年半2500時間やってるだろ」と思った友人もいるかもしれないが、あれは試合時間の最小単位が3分〜8分程度で、1時間遊ぶだけでも10戦程度は重ねられる、こういう人間には相性が良すぎる恐ろしいゲームだからだ。

ここでしたいのは相性が悪い方の話。
仕事や資格の勉強だけでなく、RPGみたいなゲームもその点で言えば苦手な部類に入る。ポケダン空を数年前に始めたが、レベリングが足りずにストーリー推定2割くらいのところで止まっている。


経験論による対策

しかし集中力の続かなさを補う有効な方法が経験的に存在する。実際に受験勉強の頃から使ってきた。
それはシンプルで、音楽を聴くことである。
作業(仕事や勉強)の内容次第では、ラジオを聴くこともあった。

不思議なことにこれをすると、1問解いては休憩になってた勉強が30分続くようになる。30分続けば1時間2時間続けられるのである(ここだけは開始コストの話)。

なんならこれを書いてるときもyoutubeでポケモンのアレンジBGMメドレーを流している。(ちなみにこれを書いているので勉強はサボっている)


音楽を聴くのは逆効果ではないのか?

いままでこれは「集中力が足りないから、外音を防ぐことで対象物に傾注している」手法だと思うことにしていたが、やっぱりそういうことではないらしい。
よく見るネットニュースでも「勉強中に音楽を聴くのは効率を下げる」と偉い人らにより究明されているらしい。詳しいことはわからんが、脳のリソースが割かれているのでそりゃあそうだと思う。

あえて脳のリソースを割く

そりゃそうだ、脳のリソースは割かれている。それは間違いない。ではなぜわたしは音楽を流すことで作業の集中力が高まっている(高まっているように感じる)のか?

答えはつまり記事タイトル。集中力が足りないのではなく、集中力が余っていたのだ。たぶん。
(あくまで個人の感覚によるもので、学術的な根拠は一切ありません)

ここでの集中力とは脳のリソースと「≒」である。
たとえば勉強していて1ページ終わるごとにスマホに手が伸びそうになるとき、そこにはスマホの存在が脳内に認識されている。つまり「スマホ開きたい」に脳のリソースが割かれている。
ここで予め音楽を流しておけば、勉強の1単位が終わって開放されたリソースは「自動的に耳に入ってくる」音楽の方に先に行く。このタイミングでそのままスマホの存在が思い出されなければ、成功。

解釈はこうだ。
「集中力が足りない」というのは、作業を継続するのに必要な消費MPが100であるのに対して、保有MP最大値が80しかない。
「集中力が余っている」というのは、必要100に対してMPが130ある状態。
この30がスマホに向いてしまうのがよくないわけだ。

必要100に対して100割ければいいところ、30余っている。「気が散ってしまう」とはこのことなのだろう。
音楽を聴くとは、この余剰30を予め食いつぶしておくという解決法。

イラスト描いてる時にアニメ横で流しとくなんかもそうで、「余計なことに割かないためのリソース予約」である。

もちろん予約に割くコンテンツもリソース消費が大小様々なので、選択を誤るとスマホ触り続けてるのと同じになる。
BGMでなく歌のある曲なら死ぬほど聴いた曲にしないとリソース消費でかすぎるし、ラジオを聴くなら単純作業とか本体のリソース消費が少ないもののときが良い。

リソースの性質にも相性があって、たとえば字書きなら言語リソースを使うラジオは相性が悪い。逆にお絵かきや手芸はラジオと相性が良い。
わたしがラジオ好きなのもこういうところから来てるかもしれない。
(それ言うとラジオの生放送聴きながらメール書くのってめちゃくちゃ特殊技能だが)


集中力に悩んでいる方がいたら、もしかしたら「あえてリソース割いてみる」を試してみる価値はあるかも。

もう脳内にChromeでも飼っておきたいね。

おわり

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