2024/4/1〜4/7

4/1

新しい何かを始めるにあたってこんなに都合の良い日はない。
新年度のスタートだし、ついでに今年度は月曜始まりと来ている。

そんなわけで、noteで日記投稿でも始めようかと思う。


これまでの人生の中で、僕は自身の解像度の低さに辟易してきた。

誰かに何か話をしたり、文章を書いて伝えようとしたりすると「何を言ってるの?」「伝えたいことが分からない。」と指摘されることがよくある。

これは僕の話の解像度が低いせいだ。

頭の中に描いている情景や情報はそれなりにハッキリしていると思う。
だが、これを他人に伝えようとすると、途端に解像度が低下し、最低限の情報さえも言葉にできなくなってしまう。

解像度の低さに苛まれながら生活していると、自分はどうしようもない低解像度人間だと落ち込むようになり、そのネガティブ思考が大きくなるほど、自己肯定感も低くなってくる。
解像度の低さは自己肯定感の低下さえ引き起こしてしまうのだ。

そういえば最近バズっている恋愛YouTuberのKaizouが言っていた。
現代のモテる男の3高は
「高身長・高学歴・高解像度」だと。

それで言うと僕は
「低身長・低学歴・低解像度」だ。
どうりで彼女もできないわけだ。

だが、弟はどうだ?
僕の弟は血の繋がりを疑ってしまうほど、解像度の高い人間だ。
弟と話していると、
「コイツ解像度タッケェ!」と驚くことばかりで、たまに僕との解像度の高低差があり過ぎて耳がキーンとなってしまうこともある。

この前たまたま近所を歩いていると、そんな弟とバッタリ出くわした。
「おー!兄ちゃん!奇遇だね!どこ行ってたの?」

咄嗟に聞かれた僕はこう答えた。
「なんか、あの広いとこにいって、それっぽいところに横になって、過ごしてた…!」

弟は笑いながら言った。
「はあ?w
言ってる事ぼやけすぎて全然分かんねえw
規制が厳し過ぎる韓国ドラマくらいぼやけてて何も分かんねえww」

これを言われた時はかなりショックだった。
僕の解像度の低さを解像度の高いツッコミで指摘してきたからだ。
なんだか「俺とお前の解像度の差はこれくらいあるぞ!」と突きつけられた気がした。
こんなに屈辱なことはない。

「いや、韓国ドラマて!
確かに、日本より暴力的・性的なシーンへの規制が厳しい上に、スポンサー契約をしていない企業の関連商品にもモザイクかけるから、ぼやけたシーンかなり多いけど!!」
くらい言えたら良かったが。

現実の僕は「…っは、はっは。」と、
乾いた愛想笑いでその場をやり過ごした。

もうこんな思いをしたくない。
解像度の高い人間になりたい。
そうして自分に自信を持てるようになって、
自己肯定感も高めたい。
そしてあわよくばモテたい。

じゃあ、そのためにどうしたらいいか?
出した答えがnoteへの日記投稿だ。

日々の出来事や感じた事を、文章にする。
その文章を他人の目の届く所に置いておく。
少なからず他人に見られるかもしれないという意識があれば、「解像度の低い文章は見られたくない…」という感情が芽生え、自ずと解像度の高さを意識した表現を心がけるようになるのではないか。

この積み重ねによって、僕は解像度の高い人間になれると信じている。

一つの嘘を本当らしくするためには、いつも七つだけ嘘を必要とする

マルティン・ルター(Martin Luther)


4/2

僕の勤めている会社の入社式がニュースになっていた。
どうやらそこそこ派手な入社式をやったらしい。

なんしとんねん。
そんなことをやっているから、新入社員が勘違いして希望なんて物を胸に抱いて入社してしまうのだ。

入社式は、新入社員にとって社会人のスタートを告げる合図のようなものだ。
そこで見栄を張った入社式なんてやって何になると言うのだ。

そんなことをやっていないで、社会とはこういうものだとリアルを突き付けてやるのが社会人初日のヒヨッコにしてあげるべきことではないのか?

「えー、新入社員のみなさん。
社会人のスタートラインに立った君達に、私から一つだけ重要なことを教えよう。
それは、仕事をする上で最も大事な力とは何かということだ。

仕事をする上で最も大事な力、それは仕事を他人に押し付ける力だよ。
よく分からないって顔だね。
だがそれで良いんだ。

君達のような若い人達は少なくとも向こう数年間は、押し付けられる側の人間だからね。
君達は何も分からないまま押し付けられた仕事をがむしゃらにやっておけばいいんだよ。
それこそが若手社員のあるべき姿だ。

そのおかげで君に仕事を押し付けた人間は、他の労力の割に大きな成果を得られる仕事を進めることができるんだ。
そんな風に面倒な仕事は他人に押し付けて、自分は簡単に成果だけを手に入れる。
そして上から褒め称えられるのは目に見える成果を残したソイツなんだ。

地味で泥臭い仕事をやってのけた社員達が褒められることなんて滅多にないよ。

想像してごらん。
一切れのショートケーキを。

人々がショートケーキを食べる時、1番ありがたそうに食べるのはどこだい?
そう、テッペンの苺だよね。

どんなに卵にこだわり、発酵時間にこだわり、焼き加減にこだわったスポンジを作っても、所詮スポンジでしかないんだよ。
結局、どんなにこだわったスポンジよりその上のイチゴが何よりもありがたがられるんだ。

言いたいことが分かったかい?
スポンジ作りやクリーム作りは他人に押し付けといて、自分はテッペンのイチゴだけを乗っける。
そんな立ち振る舞いをできることが社会人としては重要だと言っているんだよ。

なあに心配ないさ。
君達もいつかイチゴを乗せられる日がやってくる。
いつか来るその日を夢見て、スポンジの原料の卵を産むニワトリを飼っている養鶏場の糞掃除から始めようじゃないか。

入社おめでとう!」

4/3

敬愛なるジャルジャルさんが主演を務める地上波ドラマにて、エキストラという形で携わらせていただきました。

まあ地上波ドラマと言いつつ、中身はもはやコント番組なんですが。
そういうところがジャルジャルらしくて堪らなく好きですわ。

ドラマの内容に関することで撮影時はどうだったこうだったの話はネット上で書くべきではないと思うので書きませんが、個人的に嬉しかったことだけ簡単に。

・ジャルジャルのお二人が僕のことを覚えていてくれてて、あちらから声をかけてくれたこと

・数年前にコント撮影をした時からやり取りがあった作家の方と久しぶりにお話しできたこと

・ジャルジャルファンのギャルから「撮影終わったら写真撮ってくれませんか?」と言っていただいたこと

・だけど僕は童貞なので、撮影が終わったらギャルを待たずにビビってそそくさと帰ってしまったこと

4/4

最近読んで(オーディブルで聴いて)面白かった小説の紹介。

四篇の短編小説から成る作品だが、その中でも『良夫婦』という作品が1番好みだった。

僕は読後感の悪い小説が大好きなのだが、今村夏子先生の作品はその読後感の悪さが程よい。
悪過ぎず、悪くなさ過ぎず。

それと今村先生は『本人は全く悪気も自覚も無いのに、他人から見るとかなりヤバい奴』を書き上げるのが上手すぎる。

現実においても、そういう人間が1番怖くないですか?
そういう人間が近くにいると、何かが起こりそうで、ずっとちょっとハラハラソワソワしませんか?

そんなハラハラ感ソワソワ感をずっと抱きながら物語を読み進める感覚が味わえるのは、今村先生の作品の特筆すべき特徴だと思う。

そんな今村先生の味が凝縮された物語がこの作品だと思う。

しかも、短編小説なので読みやすいし、手軽にその世界観に浸れると思う。
お是非に。

4/5

愛子様がこの4月から社会人になったらしい。

まず、皇族の方でも民間企業(認可法人だが)で職員として労働するというのが驚きだった。
なんとなく、皇族は皇族なりの定例業務というか、なんかよく分からんけど何かしらやることがあるんだと思い込んでいた。

そしてさらに驚くことに普通に20時くらいまで残業していたらしい。

僕が愛子様の上司だったら
「いやいや!残業なんて!そんなそんな!
私がやっておきますんで!
こちらのデータを集めてグラフにしたらよろしいんですよね!?
全然!やっときますんで!
気兼ねなくお帰りください!
ほら!送迎のロールスロイスも既に到着しておりますし!早くご帰宅なさってください!
また明日もお元気に出社いただければ!
それが何よりですので!!」
って、超ヘコヘコすると思う。

でも現実として愛子様は残業していたとのことなので、つまりそんな感じの上司ではないということかもしれない。
そう考えると、そういう忖度なしに誰にでも平等に接することができる、ある意味素晴らしい上司に愛子様は巡り会えたのかもしれない。

いいなあ。
愛子様、上司ガチャもSSR引いてるやん。
いいなあ。

4/6

これは咲き誇っている桜。


これは咲いている桜。


これは咲き誇っている夜桜。


これは酒誇っている僕と桜。


4/7

いつものように登校し、教室に入り、席に着こうとすると、私の机に黒いペンでこう書かれていた。
『バカ』

私はそれを書いた犯人が誰だかすぐに分かった。
ミキちゃんだ。
ミキちゃんが書いたに違いない。

帰ったらママに言いつけてやろう。
涙を流しながら、ママに飛びついてこう言おう。
「ママー!
ミキちゃんが私をいじめるの!
私の机にバカって油性ペンで書いたの!
確かに昨日ミキちゃんと喧嘩しちゃったけどさ!私謝ったし!
それなのに、こんな仕返しするなんてひどいよね!?
もう学校いけないかも!」

うーん。
もっと脚色した方がいいか。

「ママー!
ミキちゃんが私をいじめるの!
私の机にブスって彫刻刀で彫ったの!
私何もしてないのに…ひどいよね!?
私もう学校行けないかも!」

うーん。
悪くないけど、まだ脚色できるな。

「ママー!
ミキちゃんが私をいじめるの!
私が昼寝している間に、彫り師を連れてきて私の身体に『ブス』って刺青を彫ったの!
ひどいよね!私もう銭湯行けないかも!」

うん。これくらいでいこうか。
今日負った悲しみをいつまでも忘れたくないからね。
記憶に深く彫り刻むためにも、これくらいは脚色しとかないとね。
この胸の刺青みたいに。

悲しみをちょっと脚色した
いつまでも覚えていれるように
とうてい歌にも映画にもならない
なんでもないもの

ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ 歌詞

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