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第3回パパトーク

本日は、京都府、宮城県、神奈川県から7名の方が参加してくれました!

すでにお子様が成人している先輩パパや、もうすぐ4人目のお子様が産まれる予定のパパ、最近パパになった人など、今回も世代を超え、家族構成も異なる方皆様にご参加いただきました!

最近、離乳食が始まり、これまで以上に時間の制約が増え、ますます仕事と子育ての両立を強いられる次のステージになってきたという声や、早起きして自分の時間をつくるようになった方。子育て期に、自然環境に近い都市へ移住した方。

また、オンライン会議中に、子どもが泣き始めたり、お風呂に入れるために一旦、離席したりなど、それぞれが違う環境で、日々変化する子育てに向き合っている感じが伝わってきました。

そんな日々奮闘する姿は、先輩パパにとっては、そういう時があったなと思い返し、これから向き合う新米パパは、新しい発見になります。

同じ時間を、同じ時期に過ごし、似ているけど、それぞれ全く違う「子育て」が同時並列に感じられるのもこのパパトークの魅力です。

さて、今回は、あらかじめ3つのテーマを設定してから始めました。

第3回のテーマ
①保育園か、幼稚園か
②子ども部屋はいつから?
③コロナ禍の外出

とはいえ、パパトークは、テーマに縛られすぎず、ゆるく、視野を広く話し合える場として、語り合いました!

①保育園か、幼稚園か

身の回りの家庭では、できれば保育園に入れたいという声を聞く。
でも、保育園と幼稚園の違いについてしっかり知らないまま、共働きや家庭の収入状況などを判断基準にして、大人の事情で保育園か幼稚園を選択しているように感じている。

本来、理想的には子どものために、教育方針や環境等を判断して、ポジティブな想いで、保育園や幼稚園を選ぶのではないかと思った。

保育園と幼稚園の動向
近年では、厚生労働省管轄の保育園と、文部科学省管轄の幼稚園が連携して法改正し、経営難に苦しむ幼稚園の再建や、待機児童の解消に向けて様々な取り組みを始めている。
その施策の1つが、幼稚園を認定子ども園へ移行する動きだ。

東京都周辺の自治体では、幼稚園の経営難と、待機児童問題の解消を目的に、幼稚園の認定子ども園への移行が急ピッチで進められている。

仙台市では、まだ認定子ども園の絶対数は少ないが、数年前から認定への移行は始まっている。

まだ、幼稚園の認定子ども園への移行が緩やかなのは、中間支援組織やサービスが充実しているからという見方もできるがどうなのか。

保育園は、位置付けとしては母親の代わりに預かることを目的としており、教育目標や成長到達度などはなく、元気に安全に過ごせる環境を提供する。

一方、幼稚園はそれぞれの園で、学校のように年齢別に教育目標が明確に規定されている。

パパAさん
私は、保育園に通わせている。幼稚園を選択しなかった理由としては幼稚園は、長期休暇がある。共働きなので、そうした幼稚園が長期休暇になったときに、子どもの面倒を見れないため、保育園にした。

パパBさん
 保育園に通わせている。土日にしっかり休みを取る幼稚園では、育児に対応しきれない悩みもある。幼稚園からは、「家庭で親子で過ごす時間は大事ですから」と言われたが、土日にこそ、預かってほしいと思うことが多々ある。

パパCさん
 保育園に預けている家庭は共働き世帯であることが多いため、親同士がつながるきっかけが少ない。一方、幼稚園に通わせている世帯は、専業主婦の場合が多く、幼稚園の行事などで母親同士のつながりが高めやすいといった違いがあるかもしれない。

テーマ①のまとめ
 保育園か、幼稚園かは家族形態や、世帯収入、立地、職場との関係など様々な要因で決まっている。また、保育園の場合、子どもを長い間同じ環境下に居させることに対する抵抗感があるといった声も挙げられた。幼少期の体験がその後の発達に影響することが大きいということからも、保育園から保育園(または幼稚園から保育園等)へ転園させようと考えているといった意見もあった。

<コラム:保育園の転園についての私(筆者)の実体験>
 私(筆者)自身の実体験として、私の親が保育士だったのだが、私が通園している最中に、その保育園に異動になったため、途中で別の保育園に転園した経験があった。そのため、小学校にあがってからも他校に知り合いが多かった印象がある。

このテーマは、参加者によっても意見が異なるので、今後もパパトークで取り上げていきたいと思います。

②子ども部屋はいつから?

 これからの子どもの成長に合わせた子育てを考えると、子ども部屋は必要なのか?自分がどのように育ったのかも含めて、実体験を聞いてみたい。

パパCさん
 性別にもよるが、小学生くらいまでは子ども部屋はいらないと思う。キッチリ分けるのではなく、家具を使った仕切りで、部屋の中をゾーニングすると良いと思う。

パパDさん
 自分自身は、勉強机があって部屋で勉強しておらず、家族がいる居間で勉強していた。

パパEさん
 実家は廊下がなく、襖で仕切られた間取りだったので個人の子ども部屋はなかった。ただ、敷地内に「離れ」のような場所があったので、ある意味、プライベートな空間は「離れ」だったかもしれない。

パパAさん
 最近の子どもは、情報を知る機会が増えてきたので、小学生ならこれくらいまでといった考え方も通用しなくなってきているかもしれないので、様子をみながら試していきたい。

テーマ②のまとめ
 子ども部屋については、小学生くらいまでは必要ないと考える。また性別によって男女を分ける必要はある。子ども部屋は必要ないまでも、離れや秘密基地のような、お気に入りの場所が自宅の敷地内や近くにあると良い。
勉強は居間など、家族が集まっている空間でしていたパパが多かった。

<コラム:子ども部屋についての私(筆者)の実体験>
 姉、兄、私(次男)だったので、小学生くらいのときに実家の2階に増築し、姉と兄弟のための2つの子ども部屋ができた。
兄弟の部屋は約12帖あり、部屋の中央に2段ベットを置いて空間を2つに分けていた。勉強机は部屋にあったが、勉強は居間やダイニングテーブルでやることが多かった。

私が高校に進学すると部活で朝早く、夜遅い生活だったので、1階の和室に移動した。その和室は障子で仕切られているだけで、洗濯物を干す家族共用のサンルームに行くためには必ず通らないといけない部屋のため、寝るときだけ利用していた。

その後、姉が結婚したとき、姉の部屋に兄が移り、大学生の私はもともと兄弟で1室使っていた2階の部屋を1人で使うことになった。

しかし、子ども部屋は各々あったのだが、あまり子ども部屋にこもりっきりだった覚えは少ない。なぜだろうと振り返ると、親の狙いなのだろうか、我が家には、エアコンと大きなテレビは居間にしかなかったため、極端に暑い夏と寒い冬は必然的に1つの部屋に集まるようになっていた。

それでも中古のテレビが兄弟の部屋に置かれると寒くても子ども部屋でゲームをしていた。その時の暖の取り方は、筋トレをして発熱する方法だった。

私のコラムが長くなり、失礼しました。

③コロナ禍の外出リスク、どう考えている?

 一般的に5歳児までに体験したことから、感受性や社会性を育むといわれることからも、幼少期にできるだけ多くの人と接したり、体験させたいという親心がある。しかし、最近は、新型コロナウイルスの流行により、積極的に取り組めないことが心に引っかかっている。みなさんはどのように向き合っているか知りたい。

パパAさん
 コロナ禍でも少しでも新しい体験をさせてあげたいので、習い事を始めた。最初はピアノから始め、将来的には、スポーツをやってほしい。また、私自身も、本から良い刺激や興味が湧いたことが多い経験があったので、本屋や図書館に一緒に行くようにしている。本屋にいったら自分で好きな本を5冊程度選んでもらい購入し、大人も一緒に読んでいる。

 コロナ禍になって、不要不急の外出ができなくなったこととあわせて、子どもが成長して社会性が出てきたからか、「土日でも保育園に行きたい!(友達に会いたい!)」というようになった。

妻が職務上、感染症に対して厳しくせざるを得ないため、私(夫)自身も、できるだけ外出自粛し、友人からのお誘いなども控えるようになった。

コロナに対するリスクの度合いは、個人で異なる。そのリスクに対する許容度が同じくらいの人たちで集まれるコミュニティがあるといい。

最近は、開館時間から市内の科学館に子どもと出かけるている。あと、対象年齢3歳以上だが、「森のようちえん」というプログラムに参加してきた。

パパDさん
 在宅ワークが増えて、子どもと接する時間が増えた。今は、離乳食が始まってさらにその時間は増えた。仕事については、業務上、東京への出張しなければならないときもあるため、自分が仕事を通じて家族に移してしまう可能性が高いことからも、このテーマに興味をもっていた。仕事での打ち合わせや交友関係の中で、相手がどれだけコロナに対してリスクを感じ、対策を講じているのかは気になる。出かける場所としては、地域に寺や池が多いので、人が少なく綺麗な風景がある場所をいくようにしている。

パパFさん
 サービス支援をしている業務のため、対外的に相手と接する機会が多いが、仕事だから仕方ないと割り切っている。スーパーへの日常的な買い物にも子どもを連れ出している。また、先ほど意見があった”コロナに対するリスクの許容度の話については、”お子様連れ歓迎のお店”を利用するようにしている。お店自体も感染症対策をした上このような宣伝をしているし、同じような子どもを育てている利用者同士なら、リスクに対する許容度は似てくると思うので参考になるかもしれない。

パパCさん
 私が住んでいる地域は、他地域と比較しても全体的に危機意識が緩いと感じている。一時期、公園内の遊具が使用禁止になるなど、公園での感染リスクの高さに注目が集まった。今は、屋外空間で過ごすのであれば、屋内にいるよりも比較的安全だろうという意識から比較的危機意識は低くなっているように感じる。たまたま公園がクラスターになった事例がでていないだけで、根拠となる裏付けとれていないから、クラスター認定されていないだけとも考えられる。

子どもの絵本について、子どもは3歳くらいまで絵本をストーリーとして理解できないといわれている。なので3歳未満までは、絵本はコミュニケーションツールとして、大人はページごとに全く違うシーンが並んでいると思って子どもと一緒に楽しみながら話しかけるように読むとほうがいい。

以前は、東京都に住んでいたが、子育ては自然環境が多いところがよいと思い、関東近郊に移住した。

しかし、移住先は自然のままの樹林や山々が残っているが「大人が見て楽しみ、散策を楽しむような自然が多い」と感じた。

一方、以前住んでいた東京都は、人工的に作られた自然が多いが「気軽に入っていけて、触れられる自然が多い」ことに気づかされた。人工的な自然が必ずしもすべて悪であるわけではないと思った。

今回、コロナ禍で子育てに向き合う父親の意見を聞いて感じたのは、以前と比べて「父親が担う役割、演じる役柄が多様化した」こと。そして、親子を通じて子どもに与えていくことの重要性に気づかされた。

具体的には、これまでは地域住民や友人と接するなかで育まれてきた社会性や感受性を、友達や地域住民の代わりに両親が子どもに与えていかなければならない。とくに父親は、子どもにとって、友人であり先輩のような存在になること。先輩は、後輩(子ども)にとって憧れの存在であり目標となる存在であること。

テーマ③のまとめ
 この会議の参加者は、まさに働き盛りのパパが多いことから、業務上、移動したり人と会わなければならない機会を避けられないことが多い。仕事と割り切るか、目に見えないコロナに対する個人間のリスクの許容度が気になるといった声が寄せられた。

そして、コロナによって親子の外出機会が減った今、父親が子どもに対して与えられることを各々考えている。父親は、子どもに対して時に友人として接し、時には先輩として目標となる存在を担うなど、重要性が増したともいえる。

<コラム:コロナ禍のリスクについての私(筆者)の実体験>
 私(筆者)の家庭では、妻の実家が自宅から1つ隣の駅にあるので、大きな会議への出席や、どうしても人に会わなければならないとき、長時間の会議で遅くなる時などは通常よりもリスクが高まることから、あらかじめ妻と息子には、実家に帰省してもらい、家族間の接触機会を減らすように配慮している。また、2020年の2月から2021年1月現在まで、仕事でもプライベートでも県外に一度も外出移動していない。

2020年は、ゴールデンウイークもお盆も年末年始も、ずっと県内で過ごし、関東圏に住む私の両親には、オンラインツールで初孫と面会してもらった。

最後に

 次回(第4回)は、また頃合いをみて開催したいと思います。扱ってほしいテーマなどがあればお寄せください。また、パパトークへの参加希望も随時お待ちしています。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

#働き盛り
#子育て
#パパトーク
#父親

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