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熱の時の冷やし方

発熱の時、熱の冷却シート(熱さまシート®︎など)をおでこに貼った方がいいですか?

と質問を受けます。

私は自分の子供が熱を出した時、おでこに冷却シートを貼っていませんし、患者さんにオススメしたこともありません。

熱が高い時、冷やしてあげると少し体は楽になるので冷やしてあげるのはOKです。

でも、冷やす時は比較的太い血管が通っているところを冷やすのが効率がいいです。

例えば図のように、首、脇、足の付け根です。

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おでこを冷やしても、太い血管があるわけではないので冷却の効率は悪いです。

(気持ちはいいですが)

また冷却シートについては、ずれることによって鼻や口を塞いでしまう可能性もあります。

個人的には保冷剤をミニタオルなどで包み、脇や首などにあてたりしています。

下記のような便利グッズもあります。


こちらは昔の勤務先で入院患者さんに使用していました。

熱さましの使い方の項目で少し触れましたが、熱を下げることは根本的な治療ではないので、冷やすことは必須ではありません。


あくまで熱でしんどそうな時に症状を緩和させる目的で使用します。

冷やすことは薬がない時に症状を和らげる手段として有効ですし、副作用がないので薬よりも使いやすいでしょう。

できるだけ効果が出る方法で、そして安全に配慮して冷やしてあげてくださいね。



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