日本のパスポートは最強
現代では気軽に海外へ旅行できる時代になり、日本国民の4人に1人が持つといわれるパスポートですが、実は日本のパスポートは世界最強ということをご存知でしたでしょうか。今日は知っているようで知らない人も多いこの話をしたいと思います。
「パスポートの強さ」とは?
VISA無しで渡航できる国の数の多さを「パスポートの強さ」と定義します。パスポートは世界で通用する「身分証明書」です。従って、パスポートの強さは国民に対する世界からの信頼度とも言えるでしょう。
ソースは?
英国コンサルティング企業のHenley&Partnersが毎年「グローバルパスポートランキング」を発表しています。Grobal Ranking 2021を見てみると、2021年のトップ3は以下の順です。
1位: 日本 (193カ国)
2位: シンガポール (192カ国)
3位: 韓国, ドイツ (191カ国)
日本のパスポートが世界最強になったのは2019年〜
2018年: VISA無しで189カ国への渡航可能
2019年: ミャンマーが追加され、VISA無しで190カ国への渡航可能に (単独1位)
2020年: ブラジルが加わり、VISA無しで191カ国への渡航可能に (単独1位)
2021年: VISA無しで193カ国へ渡航可能 (単独1位)
日本は2019年から3年連続で世界最強のパスポートの地位を維持しています。
199カ国を対象に行なった調査で世界1位と知るとなんだか誇らしいですよね。
では、日本のパスポートが世界最強になった理由は何でしょう。
以下に理由を挙げていきます。
①経済大国である
GDPは20年ほど変わっておらず「失われた20年」ともいわれ、ほとんど経済成長していない日本だが、世界からみるとまだまだ経済大国であり、渡航先の国における「消費能力」を有している国民として評価されています。
②不法就労目的で海外へ渡航する可能性が低い
日本人が海外に不法出稼ぎや、売春、VISA切れて不法滞在するケースは他国に比べると極めて低いです。「国の決まりには従う」という日本人の国民性は世界から良い評価を得ています。
③日本の国際的なイメージが良好
日本人が海外でトラブルを起こす事は稀で、優れたマナーの国民として評価されています。更に日本は治安の良い国として世界で知られており、来日した外国人旅行客も安心して観光できています。海外旅行に頻繁に行かれる方は、入国審査時も日本人であったがために手続きがスムーズに進むなんてことも経験したことがある人も多いのでは?実際に僕がフィリピン、タイに入国する時も自分の前の他国の人たちは税関で一人に費やす時間が長いのに対し、僕の順番が来てパスポートを窓口から差し出すと「Oh..Japanese! Konnichiwa!」など陽気に話しかけてきてパスポート中身も大して見ずにスタンプパンパン押して20秒くらいで通してくれた経験が何度もあります。
以上が主な理由だといわれています。
日本に住んでいると、海外と比べてネガティブな感情を抱く人もいますが、日本の素晴らしいところ、誇れるところは他にも沢山あります。
日本のパスポートが最強になれた背景には、過去に日本から海外渡航した先人たちのおかげであると感謝と同時に、今後も日本人が世界から高評価を得続けることができるよう願っています。
余談
日本帰国のため、娘のパスポートを2021年3月頃取得したのですが、各ページお洒落になってて驚きました。調べてみると、2020年3月にデザインが変更されたらしく、葛飾北斎の「富嶽三十六景」が印刷されています。
日本の外務省のHPによると、「世界遺産である富士山を背景に、まさに日本を代表する浮世絵」なので採用したそうです。娘のパスポート中身をお見せすると、こんな感じです。
いかにも「日本のパスポート」という感じで個人的にはお気に入りのデザインです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。
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