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浸水災害に遭った時にやる事

熊本県南の豪雨災害で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

水害に遭われた皆様にとって何から手をつけたらいいのか?どこから手をつけたらいいのか?本当にわからない事だらけだと思います。

真備での水害支援、長野での水害支援を通し被災時、何から手をつければいいのかを感じたものを僕なりに纏めました。

水が引くまでは1番に身の安全を第一に過ごしてください。

水が引いてお家へ入った時

本当にショックを受ける光景がお家の中で広がっていると思います。

今後の為にも浸水したお家や店舗、会社などの中や外、車や農機具などの写真を撮ってください。

浸水した高さがわかるように撮ることが重要です。

デジタルカメラの場合は日付入りで
携帯電話の場合は履歴を見れば日付がわかるので日付が入っていなくて大丈夫です。

その写真が罹災証明書を発行する為や保険などの大切な資料になります。

数日後、役所が罹災証明書の受付を開始されてから、役場にある罹災証明書交付申請書と身分証明書、被害状況がわかる日付入りの写真を持って罹災証明書の申請を行ってください。


写真を撮り終わったら片付けになります。

家の中にある水に浸かってしまった家具など殆どが使えません。

その一つ一つの家具や家電製品、畳などは結果的には処分する事になります。

処分場所は市が指定する災害ゴミ置き場になりますが災害発生時は指定災害ゴミ置き場が決まってない場合が多いです。

その場合後から移動すると決めて、地域で空いているスペースなどに家財などを搬出していきます。

その時の注意点として

タンスの中身を確認してから処分してください。
お金や大切な書類、洗ったら使える物が入っている可能性があります。
アルバムや賞状は復元できます。
思い出が詰まっているものは乾かして残して置いてください。
迷う物は後からでも処分できるので残しておく。

浸水した物をお家から出し終わったら

リフォームするかしないのかによって作業が変わってきますが災害にあってすぐにそこまでまだ考えれない方がほとんどだと思います。

ですが何もせずに時間をおいてしまうとすぐにカビが広がってしまいます。

その処置としてまず
壁が土壁の場合は濡れて落ちてしまった土壁は土囊袋に入れて処分するか、リフォーム時に土壁に戻す場合は土囊袋に入れて保管しておいてください。

壁が石膏ボードや合板の場合は濡れている部分の、壁を全てを取り壁の中にある断熱材を抜いてください。

基本的には浸水したラインの30cm上ぐらいまでの壁を剥いでしまう事がベストです。

断念材を抜かなければ水を吸い込み濡れていない部分までカビが生えてしまう原因になります。

天井も浸かってしまっている場合は同様に天井も剥がし断熱材を抜いてしまう事がベストです。


そして、床を剥ぎ床下に溜まった泥を取り除きお家を乾かしていくのですが、土壁の以外の家の場合、水に浸かった部分を高圧洗浄機で洗い流すと時間が経ってもカビの発生がある程度抑えられているケースが多いです。

高圧洗浄機をかける場合は水に浸かっていない部分は濡らさないようにする事と土壁にはかけないこと。

壁や床などを剥ぐのに便利な道具として
バール、両口ハンマー、インパクト、丸のこ

市から石灰が消毒用で配られると思いますが石灰は外の消毒用です。
なので家の中に撒いてしまうと、リフォーム時かなり面倒な事になりますので家の中には撒かないでください!

今は手に入りにくいとは思いますがオスバンを水で薄め家の中の消毒液として噴霧してください!

それが終わればひたすら乾かし続けます。

大変な状況だとは思いますが必ず支援や仮設住宅や市などが空き家を借り上げるみなし仮設住宅などの補助があります。

大変な時だからこそ、1人で頑張らず沢山の力を借りてください!!

みんなで支え合えば必ず前が見えてきます!!

これからも必要な情報があれば発信していきます。

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