意見、批判、誹謗中傷
テラスハウスの木村花さんが、この世を去りました。メディアの有り方、SNSでの距離感、リアリティショーにおける出演者への言及など、様々な問題を強制的に考えさせられています。
私自身も「テラスハウス」というリアリティショーを消費していたのは間違いなく、自分が「誹謗中傷」( *1) をしてはいないにせよ、共犯者じみた後ろ暗さはあります。
( *1) ここで誹謗中傷とは、当人に対する「馬鹿」「死ね」「いなくなれ」を含んだ人格を否定する罵倒や、当人に直接これらのメッセージを投げつけることと定義します。
「リアリティショー」が合法的に放映されている以上、それを「楽しむ」「見る」という行為自体が責められるものではないはずです。また、これらは周囲(画面の外の無関係な人間)のSNSを含めた"ツッコミ"なくしては成立たない構造にもなっています。
しかし、そんな前提をすっとばしても、ダメージを受けざるを得ない、あまりにも悲劇的な結末を迎えて呆然としていて混乱しています。このようなことが間違っても再度起こってはならないと思う一方、「外野」として提供された番組を消費したことによる共犯性にどこまで自覚的であるべきか?という点に答えはでません。
どう語るべきかは非常に難しいですが、テラスハウスを見てやんや言うことをしていた視聴者として、まったく触れずにはいられないなぁと思い、ポチポチしています。
自分が触れていた番組で同じことがあったら?
ここから先は
2,761字
この記事のみ
¥
500
ありがとうございます。『あなたの課金は、私の課金』を標語に経済をまわしていきましょう。