副業副業って言うけどさ。実際問題どうなのよ。

近年の働き方改革でも注目されているのが「副業」です。私もちょこちょこと原稿を書き、それで収入を得ています。noteが売れたらnoteの売上げも税引き後代金が収入となります。

所属の会社で副業禁止規定がないのであれば、会社の給与以外で収入を得られるようなプラットフォームを作っておくのは「収入を増やす」「収入源を1つに依存しない」という点で魅力的です。

しかし、会社側が「副業解禁!」「副業推進!」と旗を振るのは、破滅への道筋のひとつとも捉えられます。要は、以前までの待遇を維持できないので「他の食い扶持を稼いでね★」という責任放棄でもあるからです。

日本で「働き方改革」と「副業解禁」がセット売りされているのは、人口減による経済活動のシュリンクにより従来モデルの成長曲線が描けず、「終身雇用」モデルが崩れているからに他なりません。

また、今更ですが「インターネット」の出現により、個人がメディアと販路を持てるようになったテクノロジー的な転換があったことも、「組織」から「個」への転換を後押ししている面があります。

……と、小難しい出だしになってしまいましたが、このような背景は確実に「副業」への流れに人を煽る効果があるものです。この構造を頭にいれた上で、副業というものを捉えないと、ババを引く活動になりかねません。

副業の目的は大きく2つ

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ありがとうございます。『あなたの課金は、私の課金』を標語に経済をまわしていきましょう。