36. 蜜蜂と遠雷 連載からの加筆・修正 21

星星峡 2011年10月号 N.165 P56-63

今日は8Pもあるぞ。
マサルとアーちゃんの感動の再開ですからね。

 亜夜のあとのコンテスタントは、あと三人。それからす
ぐに一次審査の発表がある。

 亜夜のあとのコンテスタントは、あと二人。それからす
ぐに一次予選の発表がある。

 あたしはなんのために弾いたのだろう。
*前後に空白行

 あの子が。あの子の音楽が、あの衝動を引き出してくれ
たのだ。
*前後に空白行

 これをまた味わいたいだろうか?
*前後に空白行

 だけど――楽しかった。これは本当だ。
*前に空白行

 「ま」
*前後に空白行

 実は、亜夜は日ごろ馬鹿にしていた。
 
 実は、亜夜は日馬鹿にしていた。

 「アーちゃん、笑いすぎ。あと二人、聴きに行こう。そうしたら、審査発表でしょ」

 「アーちゃん、笑いすぎ。あと一人、聴きに行こう。そうしたら、審査発表でしょ」

 あたしたちは、同じコンクールに出ているコンテスタン
トなんだ。
*前後に空白行

 コンクール。あたしたちは、ライバルなんだ。二次審査
に残るのは二十四名。三次では十二人。

 コンクール。あたしたちは、ライバルなんだ。二次予選
に残るのは二十四名。三次では十二人。

 「僕とアーちゃんは大丈夫。二次審査も頑張ろう」

 「僕とアーちゃんは大丈夫。二次予選も頑張ろう」

  確かに、マサルの一次審査突破は間違いないだろう。

  確かに、マサルの一次予選突破は間違いないだろう。

 「一次審査、お疲れ様でした。素晴らしかったです」

 「一次予選、お疲れ様でした。素晴らしかったです」

 もうじき一次審査も終わりだし、そうしたら奏のところ
に行けばいいか。

 もうじき一次予選も終わりだし、そうしたら奏のところ
に行けばいいか。

 懐かしいすべすべした手の感触。今ではすっぽりと包み
こめる。
*前に空白行

審査・予選の嵐でした。

残念ながら、次の22がまだ届いてません。この前のパターンだと1週間空くかな。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?