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周りを見ると焦っちゃうなぁの話

20代後半ともなると、周りの人は結婚したり出産したりと、人生の階段を着実に上がっている人がたくさん現れて焦ってしまいますね。今までは友達同士で気楽に遊んでいましたが、近頃はお相手と過ごす人が増えたり、新婚さんだったりママさんになったり、とにかく状況が大きく変わってきているので関わる機会も少なくなっています。

大卒から数えると社会人になって数年経つ友人も多いです。転職をする人も最近は多いなと感じます。新しくやりたいことを見つけて上京した友人や、家族の呪縛から逃れたいと自分の力で家を出てたくましく生きている友人もいます。


みんな、着実に人生を歩んでいるように見えます。


最近それを感じては焦ってばかりです。あまり人と関わる人間ではないので、誰かから連絡が来なければ全然人と会いません。連絡をくれる友人たちは恋人や新しい家族と過ごすようになったり、地元を出て行ったりしています。

人との関わりも少なくなり、周りとは違って恋人もいなければやりたい仕事や目標もない。趣味もない。

いまの生活に不満があるわけではありません。むしろ恵まれすぎててありがたいです。ただ、いつまでこの居心地の良いぬるま湯に浸かり続けているつもりなんだろうと思います。みんな自分の人生や生活を新たに切り拓いているのに、わたしは現状維持ばかりで何も向上心など持っていません。

今の生活だけ見ていれば何も焦ることはないですが、周りを見渡すと「私だけ怠けて生きている」ような気がして気後れしてしまうのです。

友人たちの近況を聞くと、すごい!頑張れ!とリスペクトする気持ちと、自分だけ取り残されて友人たちは成長していっていることに対する嫉妬の気持ちでいっぱいになり疲弊します。嫉妬や気後れの気持ちになりたくないので、自分からは誘わなくなって人と関わる機会はさらに減ってしまいました。比べても仕方がないとわかっていながらも、嫉妬や焦りというものからはなかなか逃れられないものですね。

私の中に「新しい環境でチャレンジしてみたい」「新たに人間関係を築きたい」という気持ちの裏返しだとは思うのですが。

対人恐怖あるしパニックになったらどうしようとか、体力ないのに新しく何か始める余裕なんてないなとか、体調崩しやすいのにチャレンジなんてできないよとか、いろいろ心配事や言い訳がいつも邪魔をします。困ったら誰かに助けて貰えばいいんだよとは思いながらも、やっぱり一歩が踏み出せないのです。


まだ自分の中でタイミングをはかっているのかもしれません。


でもそんなこと言ってたらどんどん時間が経って歳をとります。年齢が上がるにつれてチャレンジのハードルが上がるのもわかっています。だからあまり躊躇している時間もないのですが。

どうしたらいいんでしょうね。心のゆとりがなくなるくらいならチャレンジしないほうが、生活を送るためにはいいと思います。でもこのままじゃいつまでたってもぬるま湯に浸かり続けて何もない人生しか送らないんだろうなという気もします。


毎日寝るところがあって、美味しいものが食べられる、それだけで幸せなのに。

人はどうしてこうも他人と比べるのでしょうか。成長しなければならない、未来を切り拓かねばならないという呪縛に取り憑かれてるような気になります。気楽に毎日を生きたっていいはずなのに。


あまり考えても仕方がないですね。やりたいことが見つかった時、それをすればいいだけのことですもんね。毎日笑って生きてる。それだけで幸せのはずですから。

嫉妬も焦りも、受け入れながらもほどほどに。


ぱんなこった


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