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鎌倉ふくみ

 鎌倉の本当に美味しいを知っていますか。鎌倉で良いものに出会うためのヒントは「細道」です。鎌倉の良いものは得てして、大通りではなく細い路地の先、気づきにくい2階にあったりします。

 ある日、仲良くなった馳走かねこのマスターに(かねこもいずれ紹介せねばなるまい)教えてもらった、和食のお店「鎌倉ふくみ」。2月16日にオープンしたばかりで、その翌日の昼間に行ってきました。

 ランチは予約が無い場合は、漬けマグロの茶漬けになります。これも美味しいそうですが、今回は無理を言ってランチコースをお願いしました。気の良いマスターに感謝。コースをいただく場合は、くれぐれも予約して行きましょう。3500円。

 ます頂いた最初のお皿。煮こごりはふぐ。小さい中にも出汁がぎゅっと詰まっています。梅の花の添え物が素敵。

 お次は胡麻豆腐。お餅のようにもっちりした豆腐。お豆腐は、鎌倉清水商店のものだとか。豆腐とは思えない食感。この豆腐屋もいずれゆかねば。

 たらの白子の茶碗蒸し。青い海苔が浮いています。さっぱりとしていて、それでいて白子なのでもちろん濃厚。

 私は日本酒党なので、どういう日本酒が呑めるのかは当然の関心どころです。最初からこのお店の自信の一本に手をかけます。日本酒は数が多すぎて一期一会になりかねない。最初の一杯目はそのお店の最高をお酒を呑むようにしています。こちらでは、谷桜。山梨のお酒

 料理が美味いと日本酒は進む。定番と言って良いでしょう、飛露喜。

 農口研究所の無濾過生原酒。やや辛口。

 途中、揚げ物で天ぷらをいただきました。写真を残すのを忘れてしまう。わかさぎ、ふきのとう、つぼみ菜の天ぷら。わかさぎは小さい身に濃い味がぎっしり。ふきのとうの苦味は春を予感させる。つぼみ菜の風味はまるで銭湯にでも行ったような。

 野菜は柿右衛門農園だとか。思わず柿右衛門農園にお試しセット注文してしまった。

 〆は、漬けマグロのお茶漬け。ああ、コースにしてよかった。この茶漬けも最高ですが、コースの品々を味わわないわけにはいかない。上にちらっと見えているカブの漬物がべらぼうに美味い。

 デザートは黒豆の寒天でした。もちろん最後まで美味しい。

 鎌倉ふくみ、これはやばい店ができた。料理も酒も自分にぴったり。通うことになりそうです。

 鎌倉ふくみ


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