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仕事で大切にする自分の3ヵ条

ふらっと立ち寄った書店で見つけた、「デザイナーが未来に残したい私の3ヵ条」。副題は、スペシャリストが仕事で大切にするルール。どんな人でも内容は3つだけ。1つずつ見開きで紹介する構成。読みやすいし、薄手だからすぐに読めた。

内容はいちいち頷くものが多かったように思います。例えば、"デザインとは「良くする」こと" とか。私は、「良い感じの状況をつくる」ということを自分のセンターに置いていて、のっけからこの本とは馬が合う気がした。

10数人の方の3ヵ条が読めるわけですが、意味的にかぶるものも少なくない。たどり着く方向性が段々と、不思議に合致していくのだろう。

読んでいて、自分なら何を3つに置くか考えてみた。私の3ヵ条は次のとおり。

1. 自分から越境する

2. 分からないものを増やす

3. ひとのときを想う

順番は自分が大事にしているんだなって自分で気づいた順番。越境することが「あらゆる状況を進める可能性がある」ことに気づいたのが、この中では最初。以来、大小さまざま自分の行動の根本になってきた。

良い感じの状況をつくるためには「分からないものを分かるようにする」ことと長らく捉えてきたのだけど、このところはより可能性を広げるためには、あえて「分からないものを増やす」ことが突破の鍵だと感じ、意識している。

最後の「ひとのときを想う」。このフレーズを考えた人は天才だなと思う。人のことを想うではなくて、ひとのときを想う。人そのものではなく、その人を含んだ、周囲の情景、状況、そして感情も含めての「とき」。ソフトウェアをつくるとは、ひとのときを想うこと。

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