読書感想文「映像の原則」
https://amazon.co.jp映像の原則-改訂版-キネマ旬報ムック-富野由悠季/dp/4873767369
読んだ内容をまとめてみました。
つなぎの技術
映像作品は後戻りできない流れに乗った表現。どうまとめるか、という方法論。まずは、つながりをぶった切らないのが大事。
カメラの動き、カット頭カット尻、カットつなぎ、音。
元々、カット同士が繋がって見える理屈はない。
だからこそつなぐ技術が重要。
つながりが切れないのを前提として抑揚、テンポをつけていく。
「かっこいい」の連続では「かっこいい」ものにはならない。抑場をつけることで「かっこいい」が際立つ。抑えるところは抑えて「お楽しみ」を作る。
コンテは重要
ワークフローは、どうしてもウォーターフォールになるから、手戻りがないように準備する。そのために大事なのは、コンテをかくこと。通底してコンテのかきかたの注意点に言及される。
周囲に伝えるために絵や文書やコンテに起こす、という過程は、伝える、という部分で大事なのはもちろんのこと、自分が何をしたいのか、を把握する上でも大事
究極を言えば、つくる前に書く過程は絶対に外してはいけないということ。
まとめていく、ということ
作品を完成させるには、奔放に作る、というより整理する、整える、というところが重要。
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