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かつて一緒に住んでいたルームメートの口癖「幸せになりたい」

20代の頃、杉並区阿佐谷で友人たちと共同生活、今で言うルームシェア生活をしていた。そのメンバーのひとりの口癖が「幸せになりたい」だった。

酒を飲みに行けば「幸せになりてーなー」と。女の子とのデートがうまくいかなかったときも「幸せになりたいな。。。。」と。パチンコでこてんぱんにやられたときも「幸せになりたいなーー!!」と。思えばそれから20年くらいが過ぎた。


”今の時代における幸福論とは、いかに自分を肯定できるか、ということなのだと思う。

うまくいかなかったらどうしよう、ではなく、うまくいくためにどうしようか、という思考の原点を持つ。”


前回のようへいメンバーの文章より。実に今を捉えているなと「ぐっ」ときました。この頃気になっているワードというか、トレンドっぽい気もしている「自己肯定感」そして「自己認識」。セルフアウェアネス、インサイト。「自分はこういうやつだ」というのを自覚したうえで進んでいくべき現代。

「自分はこういうやつだ」を踏まえた上での「自分はこれでいいんだ」という肯定。だからこそ大きな力が発揮できる。周囲を気にしながらでは進むべきところにも進んでいけない。時に間違うことはあるとしても、それを気にして立ち止まるのではなく、とりあえずはバーーっっと走り抜けていく。

そこで振り返り、結果間違うこともあるだろう。けれどもバーー―っと走り抜けた自分は走り抜けたかったから走り抜けた。いやもちろん勢い余ってということもあるだろうけど、そのときにはすでに次のステージが待っている。少なからずバイクで走り抜けたら足跡さえも見えやしない。


あるいはダンスのステップ。時に間違うこともあるだろうけど、ダンスは終わらない。むしろその間違いさえも次のステップの糧にしてしまう。「うまくいかなかったらどうしよう」ではない。「どうやらさっきのステップはうまくいかなかった、でもまあいいや、次はびっくりするようなステップとターンを決めてやろう。」


現在ワタクシひさとしメンバーは急なラーメンブームが到来しており、このウィークデイは5杯のラーメンと対峙した。蕎麦ばかり食べているときに比べ身体の目方は増している気がするのだが、芯から湧き出てくるパワーなのか frustration in my blood なのか、どでかいモンスターに対峙するべく日々ラーメンを食べて精をつけている、あとはおおいに語り合って酒でも飲めば、あっという間にいい曲ができるだろう。

その時のそのテンションでなければ生まれてこない/出会う事ができない曲っていうのがあるんだっていうのを、それはやっぱり曲作りをしてきたからわかるようになった。してこなかったらきっと一生わからなかった。

彼は今でも言うだろうか。「幸せになりたい」。まるで曲のタイトルにもなるだろう普遍的な。

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