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Good left and 日本海マリブ

ねぶた温泉と美味しいご飯のおかげでぐっすり眠り起きたら目の前の足湯で暖をとりつつ作戦会議。

寝起きの足湯


まずは昨日のポイントをチェックしに再北上。道中の海景色は荒々しい海ではあったけど予想通り北うねりにシフトし始めていた。途中何ヶ所かチェックしつつメインビーチへ。意外にまとまり切らずに早めのブレイクが縦横無尽に割れていた。10分ほど前に通過した小さな小さなビーチが気になり戻ってみるとサイズは落ちるが綺麗に左から右に規則正しく割れているではないか。寒いので迷いは禁物、そして一気に着替えることが重要。てなわけでついについにwood pecker 日本海モデル初乗りのお時間です。




沖縄と違って緩い斜面を重い自重で滑走するイメージでシェイプされたそれは、一本目から素晴らしいグライドを魅せてくれた。しかも奥にいた自分は屈みながら得意のGopro握って追い撮り成功💓いやぁいい仕事したぜ、俺。
と思ったのも束の間。。。冷たい海の水に翻弄されてスイッチ入ってなかった。。。まこ、すまねぇ。。
一生の不覚だぜ。
まあそれは仕方なかったけど、沖縄シェイパーゆうたが試行錯誤の末削り出したオンリーワンなボードはここでもサーファーに感動を与えてくれた。貸していたプロトボードの遥か上をいく最高具合だとお言葉頂戴しました。
ほんと嬉しい。時間かけてじっくり話して細部までこだわって作って本当に良かった。無事納品できたと思えた瞬間でした。最後まで貸切でレフトブレイクを堪能して一旦上がることに。



シーサイドなる懐かしい名前のスーパーにある食堂でチキン南蛮を貪り食って、北うねりが回り込んできそうなポイントをチェックして日本海のマリブと呼ばれる至宝のようなポイント前で眠ることに。

千枚田
大昔打ち上げられた思い出深いポイント
乗れば200m



翌朝はまだまだ落ち着いてないビーチをよそに30年以上前にテトラに打ち上げられた思い出のリーフをチェックしてみた。うん、近所に民家は増えたけど波は相変わらず極上。ただ少しうねりが小さくインサイドすぎたので再度ビーチへ。やる気十二分の山ちゃんはいてもたってもいられずとりあえず入水。さすがです。
自分とマコちゃんはもう少し落ち着いてから入ろうと様子見てたらやはり日本海。どんどんまとまってきて右から左へ少したるめだけどロングロングショルダーが出来始めてきた。ようやく重い腰を上げて入水することに。
入ったらめちゃくちゃいい波であっという間に200m以上のロングライド。きっちりビーチまで乗り継いだら歩いて戻って堤防からカレントに乗ってピークへと。まるでスキー場のようなブレイクに時間を忘れて乗りまくった。
当日はまこの誕生日で家族と温泉に行く予定があり、自分たちもウエットスーツを貸してもらった金沢のcajonへ向かった。そこで美味しいランチと興味の湧きまくるサーフボードを眺めて一路岐阜へと向かった。結局pecker プロトタイプは金沢に置いていく事に。山ちゃんのビーチブレイクの相棒になるのでしょう。

大慌ての山ちゃん
しんぺーありがと


マコ素晴らしいアテンドありがとう。そしてしんぺーもウエットほんと助かりました。あれがなかったら海入れなかったね。時代は変われど波は変わらずブレイクしていることを改めて再確認できた素晴らしい旅となりました。
締めは岐阜羽島という都会の真ん中で昭和チックな古いビルでマニアックにボードファクトリーを営む山ちゃんの師匠アイルグリーンのファクトリーで某ブレイクを狙うイカついGUNを拝見して旅の第一幕が終了しましたとさ。



世の中狭いようで広いし、広いようで狭い。
芭蕉のように旅を続けていかないとな。

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