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わたしをスキーに連れてって

スキー全盛期の映画として「わたしをスキーに連れてって」がありますが、みい太この映画が大好きで。

何度見てもワクワクしてしまいます。一番好きなシーンは最初のシーン。主人公が車のタイヤ交換をして荷物を積み込んで「さあ、出かけるぞ!」という感じのところが一番ワクワクします。未だに、自分でスキーに行く時も、このシーンのバックでかかっているユーミンの「スキー天国」をかけてしまったりします。ちょっといたい人かな…と思いますが、人に迷惑をかけていないから許してください(笑)。

今、スキー業界は苦境で、スキー人口も減り、かつてのような盛り上がりはありません。いろいろなものが値上がりして、リフト券も高いし、ガソリンも高いから、家族で行ったりするとすごい出費ですよね。

あと、温暖化も心配。年々シーズンが短くなっている気がします。新たに始めるという人はほとんどいないと思うので、ベテランのおじさん、おばさん(おじいさん、おばあさん?)かその子どもか。ゲレンデにいるのはそんな人達ばかりです。若い人はスノーボードからが多いですよね。そのスノーボードも一時期よりも勢いがなくなってきたように思います。やっぱり物価上昇の波ですかね。若者には厳しいですもんね。

「わたしをスキーに連れてって」の頃は、なんとなく希望とか未来が感じられた、という感じがします。今の日本って飽和状態というか閉塞状態というか、なんだか希望が感じられないですよね。

「さとり世代」という言葉もあったけど、なんか最初からあきらめていた方が傷つかないし、みたいな。本当にそうなのかもしれないけど。

みい太は小学校の教員なので、学校での研修で、

変化する時代と状況に適応すべく、自ら主体的に学び、人生を切り開く力を!

ということが言われたりするんですが、すごく優秀な人向けの言葉のような気がして、力のない自分なんかは、先生側なのに不安になってしまいます。

能力が低くても努力すれば、報われるという時代じゃなくなってしまったんですよね。

どのクラスにも能力は低いけど、気立てがよくて頑張り屋さん、という子はいるじゃないですか。応援してあげたいなと思うんですけど、

そんなんじゃだめだ!がむしゃらにがんばっているだけじゃ時代に取り残されるぞ!

って教えた方がいいんでしょうか。

みい太自身が、努力すればなんとかなる!と思ってやってきて、結局40代になって胸を張れるスキルもキャリアも身についてないからなおさらつらく感じます。

何事もどんどん二極化してしまう時代なんでしょうね。優秀で、お金がある層と、貧しくて能力もない層。優秀でお金がある層には、学校の勉強はほぼ必要ないですよね。そして、今の学校教育には、貧しくて能力のない層を引き上げる力はないです。そうすると、学校教育の意味っていったい…。

あっ、ごめんなさい。スキーの思い出を書こうと思ったら学校の話になってしまいました…。

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