男性育休を考えたら読んでほしい話① 〜男性育休のメリットとデメリット〜

子どもが産まれてから1ヶ月ほどの育休を取得、そして、復帰後しばらく育児時短勤務制度を申請した父親です。
実際に育休を取得してみて感じたメリットとデメリットを書こうと思います。

私は、デメリットよりもメリットの方が大きいと感じましたが、あなたはいかがですか?


【男性育休のメリット】

メリット① 子どもの成長を見守れる

 言うまでもないですが、何よりのメリットは我が子の成長を見守れることです。物を目で追えるようになった、おもちゃを握れた、など子どもの成長に立ち会えるのは幸せです。
 もし育休を取得していなかったら、毎日暮らしていくので精一杯で、子どもの成長を喜ぶ余裕はなかったと思います。

メリット② 育児レベルが上がる

 育児にかける時間が長い分、当然、おむつ替えなどの育児スキルは上がります。しかし、単なるスキルだけではなく、「小さな変化に気付く目」を養えることが重要だと感じています。
 例えば、お腹が空いたときと眠たいときでは泣き方が微妙に違います。鈍感な私は、育休を取得していなかったら(子どもと関わる時間が短かったら)、違いを見分けられなかった気がします。毎日子どもと向き合うことで、「気付く目」が養われたのだと感じました。

メリット③ 妻との絆が強くなる

 育児中は、親である自分や妻のことは後回しになりがちではないでしょうか?しかし、子どもが大切なのはもちろんですが、同時に妻も大切な存在です。「ずっと大切にしたい」と思って結婚したのですから。そんな大切な妻との絆を強くすることも、育休のメリットだと思っています。
 育児は喜びもありますが、大変なことも多くあります。そして厄介なことに、大変さは、時々育児をするだけでは十分に感じられないものです。ちょっとした負担も、毎日だから大変なのです。
 先輩ママさんと話していると、「育児の大変さを、夫に一緒に育児をして理解して欲しかった」という声を聞くことがあります。また先輩パパさんからは、「育児が大変な時期に仕事ばかりだったことを、今でも責められる」という話も多く聞きます。
 妻といつまでも仲良くいるためにも、育児の喜びだけでなく大変さも分かち合いたい、そのために育休を取得し妻と一緒に育児をしたいと思いました。

メリット④ 自分自身の心を整える時間ができる

 (聞いたり読んだりした話ですが…)男性も、約10人に1人が産後うつになるそうです。男性も、子どもが産まれるとホルモンバランスが変わることがあるそうです。そんな変化が体内で起こりながら、生活スタイルも変化しているのですから、心の状態を今までと同じに保つのは難しいのではないでしょうか?
 私も、急に涙があふれたり、原因不明のイライラや不安がこみあげてきたりすることがありました。苦しくて仕方なかったです。
 そんな中でフルタイムで働いていたらと思うと、恐ろしいです。育休で育児にしっかり集中し、自分自身の変化とも向き合えました。フルタイムで復帰するための心の準備にもなったと思います。

【男性育休のデメリット】

デメリット① 収入が減る

 当然ですが、育休を取得すればフルタイムで働くのに比べて収入が減ります。しかし、育児休業給付金などの制度があるので、収入がゼロになるわけではありません。(時短勤務には給付金が出ないようです※R5.12月現在)
 ここでは給付金等についての詳細は述べませんが、育休取得を考えている方は、職場の担当者に確認したり、厚生労働省の出す情報を調べたりしてみてください。

デメリット② 社会との関わりが減る

 私たちは仕事を通してお金だけを得ている訳ではなく、仕事を通して社会とつながっている側面があると思います。育休を取得すると、家庭で過ごす時間がほとんどとなり、社会との関わりが減ってしまいます。「育休中より働き始めたときの方が、精神的に楽だった」という先輩ママさんの声を聞くこともあります。
 仕事での繋がりが減る分、市町村等が開く子育て教室などに足を運ぶことで、新しい繋がりをつくっていくのも1つの手だと思います。

デメリット③ 職場に対して気が引けてしまう

 育休の取得は権利なので、本来は後ろめたく感じる必要はないと、周りの人は言ってくれます。頭では理解できるものの、それでも私は「迷惑がかかるかな…?」と、気が引けてしまいました。育休の希望を上司や職場の仲間に伝えるときは、どんな反応が返ってくるのかとても不安でした。
 しかし幸いなことに、職場の仲間は嫌な顔一つせずに応援してくれました。世の中の流れもあり、男性育休への理解も厚く、応援してくれる人が多くいることを実感しました。
 あとは、育休に入るまでの期間で、できる限り職場に貢献できるように頑張りました。

最後に

 私が育休や時短勤務を通して感じたことを書いたので、すべての人に同じように当てはまるとは限らないと思います。それでも、育休を取得するか悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたら幸いです。
 最後までお読みいただきありがとうございました。



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