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アメリカンな「切り絵」の妙

アメリカ合衆国で最も北に位置するワシントン州。経済規模でも人口でも、またネーム・バリューでもワシントン州といえばシアトルだけど、ワシントン州の州都はオリンピア。イングランドの航海士がここを発見した時、このあたりがギリシャのオリンポス山周辺の景観に似ていたというのが、街の名の由来。港町から発達した都市。

ニッキ・マクルーアはこの街に暮らす切り絵作家。下の写真は、彼の作品集「COLLECT RAINDROPS」の表紙。イラストレーターと紹介されているときもあるけれど、ご覧のように切り絵作家。

オリンピアは、緯度的にかなりの「北」。それ故に夏には(白夜っぽく)なかなか夜にならなかったり、昼夜の寒暖差が激しかったり、日本のような「四季」はないように思っていたけれど、この作品集では人々の暮らしとその側にある自然とが四季ごとに豊かに描きわけられている。

それにしても、なぜアメリカン「切り絵」が懐かしいのか。どこかASIANなのはなぜななのか…

とにかく好き。