三百六十五歩のマーチ
楽曲「三百六十五歩のマーチ」
正式には「三百六十五歩の」って書くのかって、それすら初めて知ったといういう感じの、僕にしても、かなり昔のヒット曲。
この楽曲は1968年(昭和43年)のミリオン・セラー、唄ったのは水前寺清子さん。でも、当時としては、「大人から子ども」まで、水前寺清子さんのファンであろうとなかろうと、口ずさんだという、その時代のアイコンになるようしヒット曲だった。
しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね。
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー・ワン・ツー
休まないで 歩け
ソレ ワン・ツー、ワン・ツー
ワン・ツー、ワン・ツー
詩の内容に訴えたい内容がある…てというより、労働の気分を上げる労働歌のようなイメージの歌。「辛いだろうが、余計なことは考えずに、休まないで働け」といわれているよう楽曲でもある。
でもね。1968年(昭和43年)の日本の大衆は、この楽曲を好感を持って受け止めた…
考えさせられる。
僕も、低学年の小学生だったから、あの時代の日本に居たので、そう感じを身体が覚えている。曲調についても、大人たちの受け止め方についても。
ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー
ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー
ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー、ワン・ツー
なんだかわからない呪文に踊らせていた当時の日本人。
まさにエコノミック・アニマルで、社畜な自分を社畜とも思わず、ストライキで電車が止まれば、会社の床に布団を敷いて泊まった…
あの頃の日本人
当時の首相は佐藤栄作氏
安倍さんのおじいちゃんの実弟だった。
そして、僕らは何を得た。未来に何を残した。