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映画やドラマ 少し音楽

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素敵な作品たちと出会ってきた。そんな作品たちとの問わず語り。
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#音楽

「SUNI」DOTSCHY REINHARDT

あの MJQのアルバム「DJANGO」ではなく、彼女の名前がドッチー・ラインハルト。ロマ民族、ジプシーの血をひくヴォーカリストだ。 1930年代のパリやベルリンの街角音楽。当時の欧州の都市、そこに集まった様々な人種、民族、それぞれの人々が持っていた音楽が見事にミクスチャーされた音楽。そして、ジプシーやあるいはロマと呼ばれた流浪の民の息吹が見え隠れする音楽…僕がイメージする「ジャンゴ・ラインハルト先生の音楽」とは、つまり、とっても街場な音楽。 (CDショップではJAZZに分

Bei Xu「You Are So Beautiful」

このアルバムを流していると、うちの奥さん、必ず「これ、いいね」とか「やっぱ、これいい」とか言いう。必ず言うのでよっぽど琴線に引っかかるものがあるんだと思う。必ずしも、奥さんの好みのテイストの音楽ではないと思うので、よほど と思う。 重慶のお生まれ。バイオグラフィーによると20歳で渡米とある。最初、インディアナ州立大学でビジネスと会計学やってたそうだけど、卒業後にニューヨークに行き、ジャズはそれからだったんだそうだ。 中国メディアは、恐らく、ニューヨークでJAZZを唱った最

Charles Aznavour

もう10年以上も前のことになるけれど、奥さんと、東京フォーラムまで、シャルル・アズナヴールを聴きに行った…ということがあった。 1924年生まれだそうだから、当時の御歳=83歳。その、じいさんであるはずのアズナブールの声が5000席以上の大ホールを満たしていく…まず、そのこと自体に感動したな。もちろん、PAは入っている。彼はマイクを握って唄っているわけだけれど、そういうことでは拡大しようもない「気」というのか、「雰囲気」というのか、「音霊」というのか、そういうものがホール全