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映画やドラマ 少し音楽

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素敵な作品たちと出会ってきた。そんな作品たちとの問わず語り。
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#映画

角川映画

若い世代の方は、あの頃の「角川映画」の勢い…たぶん想像がつかないと思う。「セーラー服と機関銃」=薬師丸ひろ子さん(1981年)。「蒲田行進曲」=風間杜夫さん、平田満さん(1982年)… あの頃の大衆文化は「角川映画」以外の部分は全部、空白だったといっても過言ではないくらい。 とにかく、ものすごい情報量がマスメディアを席巻した。 テレビCMをバンバン流し、雑誌にパブリシティを展開し、原作本を本屋さんの店頭に平積みにしてメディア・ミックスな発信。すでに1977年には映画「人間

1961年公開の映画

特技で円谷英二監督が参加されているから、そういう意味では特撮映画なのかもしれない。主演はフランキー堺さんと乙羽信子さん(ご夫婦役)、その長女が星由里子さんで、彼女の恋人で若き船員役に宝田明さん、脇を固めるのは、山村聰さん、東野英治郎さん、笠智衆さん、上原謙さん(加山雄三さんのお父さん)などなど、当時、いわゆるオールスターオールスター・キャストで製作された作品だ。 映画「世界大戦争」(東宝) 1961(昭和36)年10月に公開されたこの映画は、東西冷戦の中、ついに両陣営によ

メジャーな映画から「巨匠」って、もう生まれないような気がする。メジャーな映画はもっと「消費材」になっていくと思うんだ。

映画「BULL DURHAM」

DURHAM(ダーラム)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州に実際にある街。昔はタバコ、今はデーク大学を中心に、ちょっとハイテクな街で人口は180〜190万人ほど。案外、大都市。 この映画の邦題は「さよならゲーム」、原題は「BULL DURHAM」。ブルズというダーラムに本拠を置くマイナーリーグの野球チームの話。これも実在するチームで、タンパベイ傘下の3Aのチーム。マイナーとはいうものの、実際のブルズは、日本人からは、そうは見えないチーム。 でも映画の中のブルズは牧歌的な雰囲

梁英姫 監督の

以下は2015年に、当時運営していたブログに書いたもの。 梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督の「ディア・ピョンヤン」はドキュメンタリー映画。2006年の8月に公開された作品で、DVDが発売されたのは、翌年のことだった。 この映画は、梁監督のお父様、お母様、そしてご家族の日常を追った物語。ただ、お父様もお母様も朝鮮総連の幹部、梁監督のお兄様3人は、すべて帰国事業で帰国。今はピョンヤンで暮らしている。 お父様とお母様は敬愛する将軍様に忠誠を誓いつつ、ご本人たちはつましい生活を送りなが

Map of The Human Heart 「心の地図」

あまりにも美しくて だからこそ哀しい哀しい戦争映画だ。 1931年、結核に冒されたイヌイットの少年アヴィックは探検家に助けられカナダの療養所へ入る。そこでアヴィックはアメリカ先住民族と白人の混血少女アルベルティンと出会う。似た者同士だった二人は友情を超え深い信頼関係で結ばれるけれど、やがて離れ離れに。それから10年、UK空軍のパイロットとなったアヴィックと美しく成長したアルベルティンはロンドンで再会。でも、戦争が、北極圏、モントリオール、ロンドンと二人に数奇な運命をしいてい

キューポラのある街

この作品は浦山桐郎監督の監督デビュー作。主演の吉永小百合さんは当時16歳か17歳。その吉永さんが、この作品でブルーリボン賞など主演女優賞を総なめにし、今日に至る大女優への道を歩み始めたという作品。 「キューポラ」とは溶解炉のこと。つまり「キューポラのある街」というのは、当時、鋳物の街として知られていた埼玉県川口市のこと。吉永さん演じるジュンは中学3年生。典型的な「貧乏人の子だくさん」家庭で物語は弟が生まれたとたん、お父さんが失業してしまうところからはじまる。 僕がこの作品

大阪ハムレット

世間のいうところの道徳… そういうものに従わないからといって、ただただ「わがままな」というわけではなく、世間が求める水準より、はるかにやさしい人だということもある。世間の常識に縛られるのではなく、自らの「公」を自らデザインし、実践している… この映画を見ながらそんなことを考えた。 「大阪ハムレット」 三兄弟のお兄ちゃんは、一昔前の言い方で言えば「オジン臭い少年」で、中学生なのに大学生で充分通用してしまうほど。で、間違えられて、はるかに歳上の女性と恋愛関係になる。次男坊