FI 3 - 介護の準備をはじめます ❺ 終活の窓口 in 新宿に行ってきた
目の前に迫ってくる介護・・・最初の一歩の進め方は?
分かっていても、体が動かない。体調がわるい・やる気がでない・・・でも、早くスタートするからこそ、一つづつ、焦らず、安心して進める事ができるはず。
「終活と相続の窓口 in 新宿」に情報収集にいってきました。30歳くらいの男性が、丁寧に対応してくれました。主には、
・老人ホームの選び方
・相続にむけて
の2点について聞きましたが、(パンフはよく情報がまとまっていたので、これから拝見するとして)、会話の中で発見としては、4つあった。
(1) 介護のパターンを整理して、この時にはどうしたい?こんなサポートが必要になった時はどうする? という議論をしていくと良さそう。
(2) 準備ができていれば、安心して動ける。元気だからこそ準備ができる。体が効かなくなってからでは遅い。自分らしい生活を維持できない。
(3) 老人ホームは、民間のほうがピンキリ。夫婦で月額100万円とかもある。
(4) 相続のリストを作っておいがほうがよい。形見分けのジュエリー類(資産価値がありそうなもの)も含めて、一旦リスト化しておくほうがよさそう。
■そして、窓口に行った後、妻と、これからの「介護の準備への進めかた/アプローチ」ついて話をしまして、その際の論点をまとめておきます:
(1)介護問題は、おそらく、プロジェクト・マネージメント
目的は、介護期間におけるQoLを高めること
・どのようにアプローチするか? 仕事的に考えると分かりやすいのでは?
・Family Identityがあるからこそ、QoLの方向性(Endingに向けた)が定まるのでは?(どんな老後を過ごしたいか?)
・メモ:
(i)情報あつめ(人・モノ・金)、パターン別のシナリオ構築、避けるべき状況の整理、リソースの確保、相続の整理。
(ii)準備をするのは全員で。最初に、イニシアティブが必要なのであれば、とりましょう。
(iii)介護は長いプロジェクトになる。介護をする側(息子/娘)がもつ役割(仕事 / 子育て)、体調&感情などが混在する。兄弟姉妹は役に立つのか?(夫婦仲がわるかったり、兄弟中が悪かったりしたらなおさら)(親戚が口をだしてくるようだったらなおさら)
(2) 現段階で避けておきたい事
気分がのらない / 体調が悪い(分かっていても動けない)といって、あとのばしにしていたら、ケガ or 痴呆がはじまってしまい、介護がバタバタスタートする。結果として、後手にまわり、選択肢が狭くなり、納得感がなくなること)選べる状態ではなくなることが、一番の不幸になってしまう気がする。
(3) 介護する側(息子/娘)が、介護に巻き込まれてしまうのは辛いのでは?
・介護を抱えながも/介護に巻き込まれながらも、自分らしく生活ができるのか?
・納得感がなく、選べる選択肢が狭くなってしまうのを恐れているのでは?
・両親のために、ベストなプラニングするための準備ではないか?
(4) 本人たち(両親)の介護生活イメージを把握したほうがよい。
・当人たちが「(a)自分の親を介護していた時」が、どれほど今回のリソースになるのか?
・現状で「(b)自分たちの介護」にどのようなイメージをもっているか?
・以前の(a)の中で培った、知識・経験・避けるべき状況について、どのように考えているのか?
・その(a)(b)をベースに、"過去と現状との違い"をどう考えるか?
(5) こうなったら、家には居られないという線を(FI - QoLのために)引いておかねば
理想&現実シナリオの確認しておく必要がある。
・とにかく「家にかえりたい・・」と言うが。。
・二人が一緒で・・・とも言うが。
避けたいこと/状況を確認して、みんなで共有しておかなければならない。
こうなった時はどうする?パターンでの議論をしておくべき。
・認知症 & ケガ → サポートが必要になった場合どうする。
・それでも、二人で一緒に?
・老々介護はさけておくべきでは?(快適な距離感を保っておくべきでは?
かかわる全員のストレスを押さえて、各人が自分らしさを念頭にバランスをとるべきでは?)
(6) 元気なうちに聞いておくべきこと
・最後までのプロセス(治療の方針)
(7)介護資金での議論
・年金の範囲内で行けるところは、どこか?
・治療&介護の一時金として、いくら使えるのか?
(8)厚生労働省のパンフレットは、仕組のみを説明している。
しかし、介護における各ステージで、家の中では、だれがどのように情報をえて、どう進んでいかなきゃならなかったのか?
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