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Japan Trophy 200 サポート日記

クリスマス前の週末、ラン友さんのお店でランチしてたら偶然Japan Trophy 200関係者と鉢合わせ。すごい顔ぶれですね〜といったお話でその場は終わり。

後日、急遽サポートクルーお誘いが来たのがレース3週間前。
このレース、エイドがない代わりにランナー一人につきサポートカー1台とサポートクルー2名まで帯同できます。

連休中に予定してたハーフマラソン大会が中止になり、このご時世お出かけ予定もなかったのでちょっと考えて家族に相談。
こんな状況で沖縄いくの⁉️って予想通りのリアクションだったけど、なんとか説明して了解をもらいました。

年始早々レース1週間前から走る人&サポートクルーの3人で

- クルーにお願いしたいこと (主に分岐でのコース誘導と補給のサポート)

- 補給予定ポイント: サポート可能な40km以降およそ20kmおきのコンビニ8カ所

- 補給時のコンビニお買い物リスト、等

をやりとりし、前日に3人で現地最終確認することに。
主催者ホームページでコースを見たところ事前に把握して走らないとロストする可能性大な雰囲気です。

そうこうしているうちに感染者急増で不要不急の外出や都府県をまたぐ移動がしづらい情勢になり、とうとう首都圏へ緊急事態宣言発出。移動日前日深夜にひとりサポートが決定しました。

レース2日前

現地入りして走る人と補給計画等最終確認。想定ペースは6‘15“-6’30”/km
大まかには食事ポイントでしっかり補給し、間食系で繋いで、食べられなくなったらフルーツ系。
あとガーミンの充電と夜間走行時のライト受け渡しのタイミングについて。

打合せの後、店主が出走予定の地元カツ丼やさんで晩ご飯。他の出走予定ラン友さんとも一緒になり、今回のコースについて具体的なお話が聞けて朧げながらイメージが掴めました。それにしてもここまでコースを研究・把握していることに驚愕! 地図見なくても迷う心配のない市民型ウルトラマラソンとのレベルの違いを見せつけられました。

レース前日

はぐれたとき対策にGoogle mapのコースデータをスマホで見られるようにしてもらった後、レンタカーで夜間走行想定区間のコース確認。ナビと地図にらめっこしながらドライブしたけど、1箇所分岐を見逃しました(141km地点)。

レース当日

スタート (04:10) お見送りの後、最初の補給ポイントへ移動。

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以後:

補給ポイント① 42.8k (8:53)
何人か知り合いランナーの通過を見送った後、予定時刻に“走る人”到着。
初っ端から気分よろしくないようで糖質補給はムリ。
・ヨーグルトとジュース

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補給ポイント②61.7k (11:15)
ここまでペースは順調。
・でも糖質はやっぱりムリでフルーツと飲み物のみ

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補給ポイント③81.6k(14:00)
②の後ペースダウン
・糖質勧めても焼き菓子2口食べるのが精一杯
・アイスならイケるかもってことなので急遽“PINO”補給

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補給ポイント④104k (16:50)
③のPINOが効いたのかペースアップ、でもほとんど食べられないのは相変わらず
・チーズケーキ1カケとドリンク
ガーミン充電、替えの時計用意、日没(17:56)に備えてハンドライト渡す

補給ポイント⑤123.5k(19:55)
④の後一時いい感じにペース上がったけど、途中から大幅にペースダウン
・セブンのピーチ
・胃薬
ヘッドランプ装着

補給ポイント⑥144k (22:45)
傍目にはココが1番しんどそうでした。
気分悪くていったんリセットしようにも食べてないので、リ◯○ースもできず。
”どうしよう!”とはいいつつも、泣き言(リタイヤとか)を全く口にしない姿勢に感銘をうけました。
・再びPINO
この時点で155kmCPへの本日中の到着は非常に厳しい状況。

155kmCP (01:31)
⑥からココまでの11㎞は分岐が特にないので先に移動。CPにいた知り合いにお願いしてしばし仮眠させてもらいました。
なかなか来ないので探しにいくと、走る人は歩いてました。(区間ペース 12’21”/㎞)
・ホットのお茶少し

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補給ポイント⑦168k (03:10)
⑥〜155kmCP間の休憩(?)が効いたのかその後は走れるように。
・りんごジュース
先行するランナーを抜いていきます。
これ以降は1-2kmクルマで先行して追いついてくるのを待つ方式に切り替えて予定していた⑧はパス。必要に応じて水の補充。

…そしてゴール (07:44)

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27時間半のサポートが終わりました。

以下、所感など

- コース把握:ランナー、サポートクルー共に必要です。ロストしたランナー何人かいました。一方でサポートなしでもゴールまで辿り着くランナーも。

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- 補給戦略:うちのチームは約20キロおきにあらかじめ決めたコンビニで補給することにしてましたが、5キロおきにサポートカーから受けるとか、走る人の好みによりかなり分かれるようです。

- 到着予想:前の区間ペースから予想しても、潰れたり復活したりでなかなか予想通りには来ません。気長に待つしかないですね。遅れてくるのは待ってればいいけど、サポートの遅刻は厳禁です。一度だけ想定より早くきて通りの向いにいたのであやうくスルーされるとこでした(129キロ地点)。位置情報共有サービス使ってみればよかったかも

- 広い心で:補給ポイントの数km手前で希望を聞いて先回りして買い物・用意することにしてたけど、数kmのうちに気が変わって到着時違うものを頼まれることも。受容れてできる限り希望を聞いてあげましょう。

- 70キロ過ぎの世冨慶交差点近くのローソン:ビーチ近くの繁忙店。昼間の通過でこのあとしばらくコンビニないので、ここでトイレ休憩&重点補給するランナー多数。サポートカーが駐車場で盛大にお店広げて店員さんに注意されてました。

- クルマではわからないところ:184キロ潮崎交差点左折後の歩道ルート、瀬長島後の歩道(一部工事中で途絶える)

- 沖縄のコンビニ:どこのコンビニチェーンもトイレを開放してくれてありがたかったです。本土とは品揃えがちがって希望する商品がないこともあるので、これはと思う商品は事前に確認したほうがいいです。

- 充電Go:今回はスマホ用の充電バッテリーが持ったので利用しなかったけど、サポート側にとっては面白いサービスだと思いました。

来年も開催予定らしい…です。

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