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【SNS投稿和訳】2023.08.30 ウクライナ軍のヴェルボヴェ方向へ進撃(Emil Kastehelmi氏)

上記のSNS投稿は、ザポリージャ州西部ロボチネ方面でのウクライナ軍の動向を簡潔に解説したものになります。投稿者のEmil Kastehelmi氏はフィンランドのOSINTアナリスト・軍事史家です。この連続投稿の「1〜6」の日本語訳を、以下に示していきます。

日本語訳:

ヴェルボヴェに向かってウクライナ軍は、スロヴィキン線として知られているロシア軍第1主防衛線を突破しつつある。

この村落はロシア軍防衛網に組み込まれている。なお、ウクライナがこの村落内へと突入しようとするのか、そうではなく、ただ側面の拡張を試みているだけなのかは、明確ではない。

ウクライナ軍の位置はヴェルボヴェ外周部で特定でき、その座標は47.44189、35.95220である。

この位置は対戦車障害物と第1塹壕線のかなり背後である。この防衛線が現にどの程度の広さで破られつつあるのか、この動きは単なる偵察行動なのかは、今のところはっきりとしていない。

以下のスレッド[*注:以下リンクはそのスレッドの拙訳]で、この地域の防御陣地についてより詳しく知ることができる。

ここでのウクライナ軍の攻撃が止まる様子はなく、ここの防衛網は突破可能であることを、私ははっきりと確信している。ウクライナ軍はオチェレトゥヴァテ方向に進んでいる模様だ。

現状はまだ実際の突破ではないということに言及しておく必要がある。事態の進展は局地的なものにとどまっており、ロシア軍防衛網の急速な崩壊も起きていない。

他方、ロシア軍にとって好ましくない状況が続いているようにみえる。ウクライナ軍は、困難さを抱えながらも攻撃し続けている。

さらに、ウロジャイネ南方でウクライナ軍が何らかの戦果をあげている可能性がある。私たちのチームは、その情勢も注視しており、以下の動画の位置特定が何とかでき次第、後日、こちらの情勢も取り上げる予定だ。最新情報を得るために、私たちの位置特定の達人である@EerikMateroをフォローしてください。

私たちのブラックバード・チーム(@Black_BirdGroup)は、インタラクティヴ・マップの更新を継続的に行っている。

驚くべきことに、私はずっと抱えていた悲観的で陰鬱な気持ちではなく、少しばかり楽観的な気持ちになっている。事態はウクライナにとって好ましい方向に展開していくかもしれない。だが、最終的な答えを語るには、今はまだ早過ぎる。

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