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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 13.12.2023

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine
– 13 December 2023

日本語訳:

  • 2023年12月12日、ロシアは少なくとも15機の片道攻撃型無人航空機(OWA-UAV)をクリミアのバラクラヴァ地区から発射した。セヴァストポリの南方に位置するこの地区には、新たなOWA-UAV発射基地がある。

  • 12月5日、ロシア当局者はウクライナ軍のUAV攻撃を少なくとも41回撃退したと主張した。ロシア当局者によると、その攻撃の対象はクリミアにあるロシア軍事施設であり、そのなかにはチャウダ岬の周辺も含まれているとのことだ。クリミア南東部に位置するチャウダ岬にシャヘド・ドローン発射基地が存在することは知られており、2023年9月上旬以降、ロシア軍によって使われている。バラクラヴァは、ロシアの対ウクライナ作戦で使われるOWA UAV発射基地として、現在、確認されているなかで5番目の基地であり、ほかにはチャウダ岬、エイスク、プリモルスコ、クルスクの各基地が確認されている。

  • ロシアがOWA UAVの発射能力を複数地点に分散させている可能性は極めて高く、それには戦力防御措置の目的とウクライナ軍の防空対応を混乱させるという目的がある。ウクライナ側の攻撃に対応するため、ロシアが新たに発射基地を設けて、そこも使っていく可能性は高く、ウクライナ側は新たなドローン攻撃経路への対応に迫られることになるだろう。

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