![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142049089/rectangle_large_type_2_aa298dfa8fd8c84386dbbbceefe9c203.png?width=800)
【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 27.05.2024
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 27 May 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) May 27, 2024
Find out more about Defence Intelligence's use of language: https://t.co/YKHA9tW6JW#StandWithUkraine 🇺🇦 pic.twitter.com/YBadCUTRXH
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142049136/picture_pc_d6abb9f94f1725ff680a5f9ca2be00a6.png?width=800)
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 27 May 2024
日本語訳
ロシア国防省軍政治総局は2024年5月22日に、連邦軍の政治指導員向けの新雑誌『ポリトルーク(政治委員)』を刊行した。この雑誌の目的は、軍政治指導員が兵士に政治教育を行う際の一助になることにある。軍政治総局のトップである国防次官ヴィクトル・ゴレミキン大将の紹介記事が明らかにしていることは、この新しい雑誌が、軍人への政治教育を目的としたソヴィエト時代の軍刊行物から多くの知見を引き出し、それをかなり活用しているという点だ。なお、軍政治総局は2018年に国防省内に設けられた。当時、連邦軍内に政治教育を再導入する必要性が感じられていたことが、その理由だ。
ゴレミキンはスターリンを引用し、兵士への政治教育の重要性と極度に敵を憎むことの必要性を記している。この雑誌は、今日のウクライナにおける敵とソヴィエト連邦がかつて戦っていた敵が同じであることを強調している。ソヴィエト連邦が戦った敵とは、つまりナチスのことだ。この雑誌に掲載されているウクライナ地図は主張を支えるために使われ、ウクライナ国家の正統性に疑念を投げかけている。そうすることで、この地図は侵略を正当化するために使われている。
ここ数年間、特にウクライナ侵略以降に、ロシアの教育政策を特徴付けている一大要素である歴史の政治利用は、この雑誌にも反映されている。そして、この雑誌は、軍人のみならず、もっと一般の人々に影響を及ぼそうと、ロシアが使い続けている偽りの言説を拡散し続けている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?