【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 31.10.2023
日本語訳:
ロシアの政府系メディアの報道によると、在ウクライナ・ロシア軍副司令官ミハイル・テプリンスキーが、ロシア軍ドニエプル部隊集団の指揮を自ら引き受けることになった可能性が高い。なお、彼はオレグ・マカレヴィッチ大将に代わって指揮をとることになる。この部隊集団はロシア占領下ヘルソン州を担当しており、そこにはドニプロ川東岸も含まれている。
最近の数週間、この地域での戦闘は激化しており、ウクライナ軍はドニプロ川東岸のロシア支配に対して挑んでいる。テプリンスキーはロシア参謀本部から高く評価されている人物であり、この地域での作戦指揮をとった経験もある。2022年11月、ロシア軍がドニプロ川西岸から比較的順調に撤退した際、現場でその指揮上の責任を負っていた軍人がテプリンスキーである。
ウクライナ軍のドニプロ渡河攻撃の撃退とロシア占領下ヘルソン州の保持が、依然として在ウクライナ・ロシア軍にとっての最優先目標であることはほぼ確実だ。テプリンスキーの任命は、この地区を防衛するロシア軍にかかる圧力が増していることの兆候である可能性が高い。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?