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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 06.02.2024

Panzergraf
UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 06 February 2024

日本語訳

  • 2024年２月１日にウクライナ国防省情報総局は、ロシア海軍ミサイル・コルベット「タランタルⅢ級イヴァノヴェツ」を撃沈したと主張した。さまざまなアングルから撮影された公開情報動画には、複数の無人水上艇がスウォーム戦術を用いてこのロシア艦艇を攻撃し、それに成功した様子が映っている。この攻撃により大きな爆発が生じ、イヴァノヴェツが沈没する結果になったのはほぼ確実といえる。

  • イヴァノヴェツは黒海西部の沿岸地域の哨戒を行っていたところで、その目的は今も続くロシアによるウクライナ占領を支援することにあった。この艦艇は、高性能アップリンク・システム「電球［Light Bulb］」を用いて、ほかの艦艇やヘリコプター、長距離哨戒機に攻撃目標データを送ったり、それらからデータを受信したりすることができる。

  • ウクライナ側のこの最新戦果が際立たせているのは、黒海で作戦行動中のロシア軍艦艇が引き続き脆弱な状況にあるということだ。今回の件が、黒海艦隊の指揮統制部に今後、大きな衝撃を与えていくことになる可能性は極めて高く、黒海艦隊統帥部にクリミア西部付近での艦艇の行動可能性に関する評価の見直しを迫る結果につながっていくと思われる。そうであるとはいえ、依然としてロシア海軍は黒海における３つの主要任務を、ほぼ間違いなく遂行できる。その任務とは、長距離攻撃、哨戒任務、そして支援任務の３つである。

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