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【SNS投稿和訳】衛星画像によるウクライナ、ザポリージャ州西部の戦況分析(by Tatarigami_UA)

ウクライナ軍予備役将校のTatarigami_UA氏が、ザポリージャ州西部ロボティネ方面の衛星画像を用いた戦況分析を、Xに投稿しています(日本時間2023年9月28日00:42投稿)。

以下は、そのX連続投稿の日本語訳になります。なお、記事中の画像は、原文に添付されているものを使用しています。

日本語訳:

ロシア人テレグラム投稿者たちのコメントのなかに、ウクライナ軍圧力の高まりを示唆する内容が最近みられることから、私は9月24日と27日のそれぞれに撮られた画像の視覚上の比較を行ってみた。相違点に注目し、浮かび上がった明確なパターンをこれから示していく。

ザポリージャ州西部
(ロボティネ〜ヴェルボヴェ線からノヴェ〜オチェレトゥヴァテ線まで)

見て分かるように、ここ数日間で複数の新しい焼け跡が現れている。視認可能な新たな変化が、ノヴォプロコピウカの東と南東で起こっているようだ。ウクライナ軍がノヴォプロコピウカ周辺で動いていることが最近伝えられているが、この画像上の変化はその報告と一致する。

ノヴォプロコピウカとその周辺

さらに別の重要な進展が、ノヴェ〜ソロドカ・バルカ〜プシェニチネの三角地帯で起こっている。この地域に存在する数多くの新しい焼け跡は、ウクライナ軍がもっと後方の防衛網に対して、かなり激しく圧力をかけていることを示唆している。

ノヴェ〜ソロドカ・バルカ〜プシェニチネ

焼け跡それ自体は、部隊・兵員の存在もしくは不在を裏付けるものではない。そうではなく焼け跡は、砲撃もしくは戦闘の影響を受けた地域を示している。9月はこの地方で最も乾燥した時期であるため、草木に火がつきやすくなる。

ヴェルボヴェとその周辺

まとめると、画像分析では通常とは異なる要素が偶発的に生じる可能性があるとはいえ、明確な傾向として、オチェレトゥヴァテとノヴェに向かって、砲撃地点が移動している傾向が見てとれる。だが、このパターンは、砲撃の進み具合のみを示しているのであって、地域支配を示すものとして、または突破を示すものとして参照するべきものではない。

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