見出し画像

【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 04.02.2024

UK DEDENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 04 February 2024

日本語訳

  • ベラルーシ国内に、1,000人足らずのワグネル傭兵が今でも残っている可能性は極めて高い。ワグネル傭兵は2023年7月からこの国に存在しており、その時点では8,000人のワグネル傭兵がベラルーシにいた。ワグネルが現在も引き続きベラルーシの軍と治安部隊に対して訓練を施しているのはほぼ間違いない。

  • ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が、ワグネル傭兵を、現在与えている権限以上の役割で使うつもりでいる可能性は低い。ワグネル傭兵は内務省部隊の訓練に関わっているが、ベラルーシの国内治安維持任務もしくは国境警備任務に、ワグネル傭兵が直接的に関与する可能性は極めて低い。また、ベラルーシ国内にワグネル傭兵が存在し続けていることは、ロシアの戦争遂行に利益を与えている。ワグネル傭兵の存在によって、ベラルーシとの国境からウクライナ領内に今後侵入される可能性が生じ、それを防ぐために、ウクライナは北部国境沿いの防衛態勢と兵員配置を維持せざるを得ず、これがロシアを利することになっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?