日記:水族館とLIVE!!!!!!!

6/10
betcover!!とNo BusesのツーマンLIVEに行く日。

いつも通り8時に布団から出る。朝ルーティンを終えたら音楽を流し今日の予習をする。予習と言っても公式発表やファン予想のセットリストがあるわけでもない。今日観るどちらのアーティストも追いきれてないので追いつくために必死で聴く。劣等生の詰め方。


CLUB CITTA'で演るから早めに川崎に行っちゃってぶらつこうと思いながら家でダラダラ。

15時くらいに川崎着。久しぶり。高校のとき元恋人と来て帰りに喧嘩というか相手を不機嫌にさせてしまい結局それが別れる原因となった時ぶり。

LIVEまで全然時間はあるが計画よりはだいぶ遅い降臨。最寄りから川崎までってもっと乗り換えとかあって面倒臭いと思ってたけどそんなことなかった。

道が汚えな、おい!

最近は習慣化されたBOOKOFFでのレコード漁り。掘り出し物はなし。

予め目を付けていた川崎水族館ヘ行く。2200円は正直高いと感じたけど、この金が生き物のために使われるのならと思うとギリ許せた。

平日だし時間帯もあってか客は疎ら。

入ってすぐのところにフクロウ。マジもんの梟。簡単な囲いと足輪しか対策がされてない謎𓅓。館長の役職を与えられてるらしい。人手不足もここまできたか。でも、館長=支配者=捕食者という意味合いなら納得できる。


ここから説明が面倒臭いんで写真。

第一の間にいたやつら
渋い甲羅と頭の模様のコントラスト
柄がかっこよすぎる魚
模様が鯉のぼりすぎる
よく見ると目が気持ち悪い
強面で静かだからなかなかクラスに馴染めないやつ
かわいい
背中から子ども産むやつ


全ブース回りきって時間を見たらLIVEまで微妙な時間だったので水族館内の休憩スペースでボーっとしてた。同じくボーっとしてた太ったおじさん、あの人はずっとそこにいたから主だと思う。

水族館を出てCLUB CITTA'方面に進む。近くに商業施設。なんか見たことあるなと思ったら有吉の壁で使われてた場所だった。そこにタワレコがあったから入る。客は自分一人。レコードスペースに直行。量は段ボール4~5箱と多くはないが内容が良かった。欲しいのもあったけどこのあとLIVEだしそもそもお金が無い。若者が何かを諦めざるを得ない世の中なんて狂ってる。


ちょっと早いがCLUB CITTA'に行く。到着5人目くらいだった。時間が経つにつれ集まる人を見てると、なんとなく人のジャンルが似ていて面白かった。みんなモード系ぽいおしゃれさんが多かった。けど、自分は一切そんなことないから寂しかった。

18:30開場。早く来たけど整理番号は後ろの方だから入場するのには結構時間がかかった。入場時に受付の人に「どちらのアーティストがお目当てですか?」と聞かれた。どっちも好きだから困ったけどなんか反射的にbetcover!!と答えた。

ワンドリンク制でみんなお酒を頼むなか迷わずい・ろ・は・す。

入場前から感じてたけどやっぱり学生くらいの人が大半。こんなに年齢層が低いLIVEに来たのは初かもしらん。あと、平均身長が低かった。これは謎。174cm(実質175cm)の自分ですらパット見でトップ10には入れそうな状況。嬉しいけど怖い。

少し待って開演。

まずはNo Buses。判別がつかない曲も多かったけどそれは自分のせい。良かった。00~10年代UKインディーロックの影響が全面に出てるゴリゴリロック。そう年齢の離れていない人たちがああいうことしてるのは感動と焦燥。

一方、あからさまに客が重かった。かわいそうだと感じてしまった。観客を代表して謝りたかった。そして、今日はそういう感じの客層ねと状況把握。

ボーカル近藤のMCがモジモジしてたのは客のせいなのかいつも通りなのかはわからない。

No Buses終演後、休憩を挟む。自分の後ろにいた男女ペアの会話が聞こえる。betcover!!ファンなんだろうな、セトリ予想をしてた。自分に口出す権利は無いんだけど、その男の方がずっとうっすら女性に対してbetcover!!ファンとしてのマウントを取ってるような感じで話してた。それが気になりすぎて早く休憩終われと願った。


再び暗転。金井克子『他人の関係』が流れ始めbetcover!!登場。その瞬間、さっきまでの空気が一変し観客大興奮。渦中にいながらも俯瞰して、その盛り上がり方ができるなら尚更さっきまでのはNo Busesに失礼だろと少し嫌な気分になった。

でもね、みんなの気持ちもわかりそうなくらいbetcover!!はすごっかったね。かっこよすぎる。「圧倒的」とはこのことなんだなって思い知らされた。超感覚的なこと言うとああいう映画があったら最高だろうなと思った。たぶんマフィア映画。あと、もし自分が音楽やってたら「もうそれ以上、差を突きつけてくるのは止めてくれよ…」って泣き崩れちゃう気がする。

前日に急遽発表されてたが、この日はキーボードを務めるロマンチック安田のラスト公演だった。だから客のみならずメンバーの気持ちも乗っかっててすごく感動的だった。

公演中の撮影は許可されてたんだけど、ずっと撮ってる人がいてなんだかなという。しかも、それが普通の女の子だったりして勝手にショックを受けた。

終演後しばらく何も考えられなかった。これはたぶん大音量を浴び続けたのとbetcover!!のせい。

川崎で夕飯を済ませようと思ってたが22時すぎだったので直帰。意外と混まずにすいすい帰れた。ずっとbetcover!!を聴きTwitter(自称X)でさっきのLIVEに行ってた人のつぶやきや映像を観てた。

帰宅してからも興奮冷めず、曲を口ずさみながら映像を観る。

深夜3時くらいに心の中のお母さんが「いい加減にしなさい!!」と怒るので渋々寝た。

No Buses悔しかったろうな。たぶん公演後メンバー同士一言も喋らずに帰っただろうな。抱きしめたい。そして今日の客の愚痴を一緒に言おう。


おわり

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