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一瞬馬鹿にされて、一生忘れられる

 趣味は人間観察という人がいます。
目についた人々を採点して楽しむとても高貴な方のみがやることを許される楽しみです。
 ぼくはとても出来そうにありません。
 きっと顔面偏差値も採点できるのでしょう。特殊能力です。生きる上で必要のない能力です。
 ぼくは別にいりません。
 聞こえていないだろうと思い、声に出して小馬鹿にしているのでしょう。ですが、声量のリミッターが馬鹿になっているのか、頭がそうなっているのか知りませんが、ちゃんと聞こえています。
 どっかしらに飛んでいけばいいのに。
 ですが、一秒後には何を言ったのかなんて忘れているのでしょう。そしてこの先思い出すことなどないはずです。
 なのに、言われたこっちは忘れたつもりでもたまに思い出してしまうのは何故でしょう。
 理不尽です。顔面に❌

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