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「仮面劇のヒーローを告訴せよ」


「仮面劇のヒーローを告訴せよ」
先人たちと同様、自分も絵画から触発されることが多く、ベルギーの画家であるジェームズアンソールの『仮面ワウスの驚き』には虫ピンで心臓を突きまくられるような衝撃を覚えた。
このアルバムのジャケットはただのスナップの撮影だと思っていたらジャケット撮影だったと聞き、だったらあんな普段着で来なかったのにというかなりいい加減な連絡網だった。中野の廃屋のようなところでの撮影だったのだが、長らく自分の自宅だと信じて疑わなかった人も多い。
一曲目の「ウィスキーハイウェイ」など、飲酒、スピード違反、違法改造など、思い切り道路交通法に引っかかる歌詞の世界では、いまなら当然発売禁止になってしまうだろう。
このアルバムと前作の「誕生」ではトシが抜けているので水谷くん他、当時の最強ミュージシャンで演奏されているが、ひとり頭脳警察も時代を先取りしていたかもしれないね。

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