見出し画像

不要なもの

ある日突然

ポロリと自分から剥がれ落ちていく経験をした。



例えばタバコ




もう10年以上吸ってて死ぬまで吸ってるんだろうと思っていた。

多い日は二箱近く。

吸って消してまたすぐ火をつけたくなる。

相当なヘビースモーカー

やめたい、とも思わなかった



ある日の夜中息苦しさに目が覚めた

だんだん息ができなくなる

初めてのことでこのまま死ぬのかとぼんやり思った


朝になって少しおさまったけど本当に苦しい夜だった


次の日呼吸器科にいくと喘息だと言われた


?!


今まで発作はなかったし症状もなかったのに突然。


でも煙草はやめられなかった。


気持ちの奥底で喘息だったのかちょっと減らしてみようかなとは思ったけど吸いたいものは吸いたい。


ヤバイと思ったら吸入もらったからいけるだろう!


っていう、お気楽な感じで過ごしていた。


そこから1年ぐらい経ってふと禁煙でもしようかと言う気になった


その頃にはライフスタイルも変化して経済的な問題もありつつやっぱりちょっと体的にも日々息苦しかった


でも決して無理はしないと思った。


ストレスになるぐらいなら吸おう!っていう心意気ではじめた。


この一箱終わったら…何度やったことか笑笑




でもそのうち、だんだん吸う間隔が伸びていった


すごいじゃん…私…


そのうち吸ったら頭痛がするようになった


そろそろやめれる日は近いかも!





決定打は誕生日。


この頃はほぼ吸わなくて良かったけど友達の家にいて目の前で吸ってるのを見るとやはり吸いたくなるというか、その場で同じ空間を楽しみたい…というのが強くあって、貰い煙草をしていた。



この日もいつも通りに一本だけ、と手を伸ばして火をつけ煙を吐き出した


ひとくち、ふたくち、



気持ち悪いな…


人の煙草って合わないやつは合わないけど

この時の強烈さは今でも忘れられない。



突然こみ上げる不快感、胃液が喉目掛けて突っ込んでくるのと同時に目の前が真っ白になって今にもホワイトアウトしそうな感じたことのないヤニクラ、口の中の煙と味が不快ででもずっと纏わりついてきて、延々と微睡の中で嗚咽、横になっても胃液が収まることはなく、でも体が痺れて力が入らず意識もぼんやりして…


この時は大人だけど、


神様、もう2度と煙草なんて吸いません。だから…助けてください…マジで死にそうれす…貰った煙草も必ず返します…ごめんなさい…


って気持ち悪いながらも必死にお願いしたwww



この日は友だちは昼まで仕事で家に一人で待っていたのだけど


その子が帰ってきてもまだ意識が朦朧として起き上がれず、何とかしないとと気力だけで起き上がり、ご飯を目の前にしたけど箸の先についたものを舐めることしか出来なくて。


ただただ胃の奥から湧き上がる体の不調を握り潰そうと必死になっていた


だってせっかく誕生日にお祝いしてくれてるのにリアクションも取れないなんて!!



と思ってるうちにわずかながらマシになってきたから何とか元気になってきた!って言って無理矢理ご飯を突っ込んで…


ケーキ食べれたのは神様の計らいだったと思ってるw




というこの流れで

この日からパッタリ煙草がダメになった



おまけに今まで何ともなかった服や髪についたタバコの匂いに

吐き気を感じるようになった


あれだけ吸いたくて吸いたくて気が狂いそうな時期があったのに

その日を境にパッタリと。





この日を境に私に煙草は不要になったようでした。

きっかけは寂しさから。

だからもうその寂しさを捨てて強くなりなさいというお言葉やと思えました。



かさぶたが取れる時と同じみたい!!



綺麗にまとまった!www




ありがとうございました☆〜(ゝ。∂)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?