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SHINO「サヨナラバイバイアリガト」制作記

本日(2021/2/10)リリースになったSHINOくんのアルバム『再登場』収録の
8曲目「サヨナラバイバイアリガト」をPANORAMA FAMILYがトラック制作いたしました。


久しぶりにSHINOくんと一緒に曲を作ったので、一応過去の共作ワークをアップしておきます。

まず、SHINOくんの説明から。
もともとトリカブトというHIPHOPグループでキャリアをスタート。
解散後The Grasshopper Setを結成(最近はお休み中?)、そして今に至るソロ活動。
といった感じ。


自分が知り合ったのはThe Grasshopper Setが1stAlbumをリリースするときで、
確かオルガンバーで最初に挨拶しました。(CDRでサンプルを頂いて嬉しかったな。)

その後、ライブに行ったり、お互いにライブに呼んだりする中で、徐々に仲良くなっていったような気がします。
それが2010〜2012年くらいかな? 当時HIPHOPの新譜の話をできる人が周りに居なくてSHINOくんと話すのが楽しかったな。

それでPANORAMA FAMILYのアルバム『LIFE NOTE』に
1曲The Grasshopper Setで参加してもらったのが最初の共作かな。
アルバム自体はSHINOくんにソロでもう1曲参加してもらっています。

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このMV撮影大変だったけど楽しかったな。


その後、SHINOくんの「インクルージョンfeat. SONOMI」や「ココロフラリ」で
のトラック提供&プロデュースとかもさせてもらいました。

やっと本題!
今回の「サヨナラバイバイアリガト」制作について書いていきます。


DEMOビートを作ったのは実はかなり昔です。
たしか2016年とかそのぐらいかなと。
BASIさんに『GOD』という曲でトラック提供させてもらった前後だと思います。

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なんか手癖で鍵盤でも弾いてみようかなって感じで鍵盤を弾いて作り始めました。
多分F△7から下降する進行ですね。

ドラムはグルーヴキープ用にEQでがっつりローとミッドをカットしたループを作り、
ピッチを落としてから、さらにキックとスネアとハイハットを別で入れています。

このループをEQで削って混ぜる手法は時々使います。LO-FI感もでるし、
なんか好きなんです。

で鍵盤とビートが完成したので、今度はギターを。

ギターはアイバニーズのフルアコです。フラットワウンドの弦を張っていたはずです。
ギターはこの当時いまほど真剣に弾いてないので、弦の種類がこんなに増えてるなんて知らなかったです。
今はフラットワウンドの弦ではなくエリクサーの nanowebを使っています。

ベースは最初ウッドベース音源でMIDI鍵盤で入れてみたもののいまいち合わず、
普通に自分でエレキベースを演奏しました。
今聴き直してみると、ちょっとCOMMONのBEのラインを意識してますね。照。

声ネタはフリーサンプルから。
多分TOMMY HONDAでも使ったりしたものを、ピッチを大きく変えてキーを合わせて使っています。

これが5,6年前のこと。

それで去年SHINOくんから連絡があったときに、この曲を思い出して、他のいくつかのトラックと一緒に送ったら、1週間くらいでラップが乗ってかえってきて(早い!)、ビートの抜き差しとか、構成とかアレンジを整えて、完成したのでした。

自分は、SHINOくんのつくるフックの歌メロが本当に好きです。
過去に共作した曲もフックの歌メロが多いのですが、全部良いんですよね。センス。

という感じで、制作記を書きましたが、是非アルバム全曲聴いてみて欲しいです。


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