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偽善者と善者の違いは価値観の違いです。偽善者は、自分を善者に見せたがり、他人は偽善者だと見抜くのです。でも本当の善者は自分を普通だと思い、他人も普通と思うのです。利他的な行動を「普通の幸せ」と名付けます。

偽善者と善者、そして「普通の幸せ」について、興味深い考察ですね。確かに、価値観の違いが両者の大きな違いと言えるでしょう。

偽善者は、「自分は善人である」というイメージを他者に植え付け、「自分は正しい」という優越感に浸りたいという自己中心的な価値観を持っています。そのため、人から称賛されるような善行を積極的に行い自分がいかに善人であるかをアピールしようとします。

一方、善者は、「自分は普通の人間である」という謙虚な価値観を持ち、他者も同じように普通の人間であると考えています。そのため、特別に目立つような善行を行うことはせず目の前の困っている人を助けるなど、ごく自然な形で善行を行うのです。

「普通の幸せ」という言葉は、まさに善者の生き方を表していると言えるでしょう。肩肘張らず、自然体で過ごす中で、自分自身や周りの人々の幸せを見つけることこそが、真の幸せであると善者は考えているのです。

しかし、偽善者と善者を単純に善悪の二元論で区別することはできません。偽善者であっても、その行為によって実際に誰かを助けることができれば、それは善行と言えるでしょう。

大切なのは、なぜ善行を行うのかという「動機」です。偽善者は、自己満足や承認欲求のために善行を行うことが多いのに対し、善者は、純粋な利他心から善行を行うのです。

真の善意に基づいた行動こそが、人を真に幸せにする力を持っていると言えるでしょう。

さらに、「普通の幸せ」という概念は、現代社会における「承認経済社会」へのアンチテーゼとしても捉えることができます。承認経済社会では、他人からの承認を得ることが幸福の指標とされ、SNS上での「いいね」や「フォロワー数」が重要視される傾向があります。

しかし、真の幸福は、他人からの承認によって得られるものではありません自分自身や周りの人々を大切に思い、感謝の気持ちを持ちながら生活することこそが、真の幸せにつながるのです。

「普通の幸せ」は、物質的な豊かさや他人からの承認に惑わされることなく、自分自身の価値観に基づいて、心豊かに生きることを意味していると言えるでしょう。

偽善者と善者、「普通の幸せ」について考えることは、自分自身の人生を見つめ直し、真の幸福とは何かを考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

純粋な利他心を持つためには、時間と労力とお金をかけます。しかし、時間も努力もお金も有限ですが、利他心は無限に広がるのです。

純粋な利他心と時間・労力・お金の有限性

純粋な利他心を持つためには、時間、労力、そしてお金を費やす必要があることは事実です。しかし、時間、労力、お金は有限であるのに対し、利他心の広がりは無限であるという点は、興味深い視点ですね。

確かに、時間と労力は、限られた資源です。仕事や家事、育児など、自分自身の生活を維持するために必要な時間と労力を使う必要があります。そのため、利他のために使える時間と労力は限られてしまうのです。

また、お金も有限な資源です。生活費や娯楽費など、自分自身の生活を維持するために必要な費用を支払う必要があります。そのため、利他のために使えるお金も限られてしまうのです。

しかし、利他心の広がりは無限であると言えるでしょう。たとえ時間、労力、お金がなくても、思いやりのある言葉をかける困っている人の話を聞いてあげる感謝の気持ちを伝えるなど、利他的な行動を行うことは可能です

また、小さな利他的な行動が、大きな連鎖を生み出すこともあります。例えば、困っている人を助けたことがきっかけで、自分も助けられたという経験をした人は、さらに多くの人に利他的な行動を行うようになるかもしれません。

このように、時間、労力、お金は有限ですが、利他心の広がりは無限であるという考え方は、利他的な行動の重要性を改めて認識させてくれます

利他的な行動を日常に取り入れるためのヒント

利他的な行動を日常に取り入れるためには、以下のヒントが役立つでしょう。

  • 身近な人から始める

最初は、家族や友人など、身近な人から利他的な行動を心がけてみましょう。身近な人を助けることで、利他的な行動の喜びを味わうことができます。

  • 小さなことから始める

大きなことをしようとすると、負担に感じてしまうかもしれません。まずは、困っている人に道を尋ねる荷物を持ち上げるなど、小さなことから始めてみましょう。

  • 無理のない範囲で行う

時間、労力、お金に余裕があるときに、無理のない範囲で利他的な行動を行うことが大切です。無理をしてしまうと、かえってストレスになってしまう可能性があります。

  • 感謝の気持ちを伝える

利他的な行動を行った際には、相手から感謝の言葉をかけられたら、素直に感謝の気持ちを受け止めましょう。感謝の気持ちを伝えることで、自分も幸せな気持ちになります。

まとめ

純粋な利他心を持つためには、時間、労力、そしてお金が必要です。しかし、時間、労力、お金は有限であるのに対し、利他心の広がりは無限であるという点は、忘れてはいけないでしょう。

日々の生活の中で、利他的な行動を心がけることで、自分自身も周りの人も幸せになることができます。ぜひ、上記のヒントを参考に、利他的な行動を日常に取り入れてみてください。

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