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ケーコジの逮捕されるラインを考えてみた

※1 弁護士によって解釈は様々です。
※2 法務アドバイスではありません。

ケーコジのやり方を間違えると逮捕されます。

携帯転売に関わる逮捕者が後を断ちません。
やり方を一歩間違えれば、危ない目に合います。

もちろんこれはMNPに限った話ではなく、
アダアフィや転売など、どの業界でも一緒です。
一線を超えて派手にやるとそれだけリスクは上昇します。

一線超えてしまえば、民事で訴えられるか、
刑事でパクられます。

ではケーコジで逮捕される人間はなぜ捕まるのか?

直近に取り上げられた事件等を踏まえ、
顧問弁護士の見解を聞いた上で
そこから分かる事を考察します。

まず、最近の事件でキャリアなどの契約が絡む携帯転売に関するニュースをピックアップしました。

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事例①   都内スマホ転売グループによる内戦勃発

<要約>
SNSでホワイトバイトと称して、人を集め契約させていた詐欺グループの3人が、同グループのメンバー1人を監禁し、スタンガンや殴る蹴るの暴行をして逮捕された。グループ内での売上金のトラブルが原因だった。

事例②  SNSで集客し、SIMカードを不正取引した事例


<要約>
SNSで名義貸しを募集し、店舗で携帯を契約した後に携帯をレターパック等で送付するという内容。
元メンバーによると、契約後のSIMカードはさらに別業者に売却するとのこと。

事例③ P活女子にスマホ契約させて騙しとり32歳男が逮捕

<要約>
パパ活を募集していた女子をケーコジに勧誘、スマートフォンを騙し取ったとして32歳男が逮捕。

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今回は3つほどピックアップしましたが、
MNPに関わる逮捕者は、
たびたびネットニュースになります。

こういった事例や他ニュースなどでも
逮捕者に共通して言えることは

・オンライン(SNS上)で契約者を募っている
・赤の他人への名義を貸す(名義貸し・代理契約)

こういった事が挙げられます。
集客している人間は当たり前のように逮捕されます。

ここでいう集客とは、家族等を除いて
「他人を利用してケーコジさせる」という意味です。

ニュースに載らない事件は山ほどあります。
同様の手口で逮捕者は全国に沢山いるのです。

刑事事件として前科が残れば、
その先ビジネスを行っていく上で茨の道となるでしょう。

また、詐欺で捕まった場合、実刑の確率は高まります。
前科がついてしまうと

・社会的信用や職場を失う
・インターネット上に名前が残り続けるリスクがある
・金融機関から融資が難しくなる

当然、家族も悲しむと思います。

また、MNPと密接に関係する法律は
大きく3つほどあります。

①    電気通信事業法
②    携帯電話不正契約防止法
③    詐欺罪

①の電気通信事業法は消費者保護の観点で整備されています。端末とSIMカードは分離して考える原則や、MNPの値引きの上限などに関してうたっているのがこの法律です。

契約者にとって注意しなくてはならないのは②③です。


②の携帯電話不正利用防止法

携帯電話不正利用防止法7条1項
「契約者は、自己が契約者となっている役務提供契約に係る通話可能端末設備等を他人に譲渡しようとする場合には、親族又は生計を同じくしている者に対し譲渡する場合を除き、あらかじめ携帯音声通信事業者の承諾を得なければならない。」

簡単に言えば、契約した携帯を他人に譲渡する場合は、
携帯キャリアの承諾を得る必要があるという定めがあります。

つまり、音声通話可能なSIMカードの有償譲渡や名義貸しをしてはいけないということです。

※もちろん普通の買取業者であれば、SIMカードごと買い取ることは有り得ません。

③詐欺罪
MNPに関する詐欺罪には様々ありますが、代表例としては

・分割を組んで逃亡する
・3Gからの契約を装う(マイグレ詐欺)
・偽造した身分証で契約をする
・架空の人物で契約する……etc

などが実際にありました。
挙げればキリがないです。

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分割を組んで逃亡
ベトナム人や中国人の間で一時問題となりました。高額なiPhoneなどを分割を組み、国外に逃亡することで支払いを免れるという方法です。

↓のベトナム人は支払い免れた上に、偽装契約のダブルコンボ。

彼らのお陰で契約ルールが厳しくなりました。

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・3Gからの契約を装う(マイグレ風)

一時期界隈で話題となりましたが、
このニュースは氷山の一角です。
マイグレ案件なども界隈には多くありました。


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偽造した身分証で契約する

顔つき身分証だけでなく、
保険証を偽造することも当然犯罪です。
回線数を増やす為に、そんなしょうもない事をして捕まるのはコスパが悪すぎます。やめておきましょう。

↓はベトナム人が偽造免許を量産して
不正契約したニュースです。またお前らかよ。

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このように具体例を踏まえ、
アウトとなる事例を紹介させて頂きました。

また顧問弁護士に

『SNSで集客した名義貸しや、
携帯の転売について、違法か否か』

見解を求めた所、
回答があったので簡単に紹介します。


【結論】グレー

弁護士でも頭を悩ませてるいるようです。
仮に名義貸しを行って、白ロムのみ回収したとしても、
それがグレーであることは否定しきれないようです。


確かにSIMカードの刺さっていない、
音声通話が不可能な端末(いわゆる白ロム)は、
イヤホンや電子レンジなどといった
他の家電と同一と解釈することも出来ますが、

やはり脱法には変わりありません。

そもそも、本来のケーコジのように、
ソロプレイヤーとしてうまく利益が出るように
立ち回ったり、家族の協力を得る分には問題ありません。

逮捕される人間は
そういった一線を逸脱してしまった人たちです。

なので
契約で嘘をついたり、分割を組んで逃亡したり、
お店に損害を与える行為はやめましょう。
ということです。

警察に目をつけられれば、
ある時に急に出頭命令が出ます。
ニュースに出ていなくてもヒューマン使いで
パクられた人はたくさんいます。

そんなことに怯えてまで、
度の過ぎたケーコジをしますか?
正しくお店とwin-winにやって行けば、
確実にソロでも美味しい思いはできます。

シン・MNPにはソロの火力上げ以外に
そういった関係構築も書いてます。
買った人は目を通して欲しいです。

逮捕されていい事なんて何もありません。
勲章になるのはラッパーくらいです。

そんな逮捕されるリスクを背負ってまで、
携帯業界にしがみつく必要はありません。
別事業にも金脈はたくさんあります。

何度も言いますが普通にケーコジする分には、
被害者は存在しないので問題ないと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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