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我が家は一人っ子(仮)


お久しぶりです、パン子です。


2度の流産を経て3度目の妊娠で念願の第一子が誕生してから早1年少々。


慣れない育児に日々奮闘しながら、またnoteを書くことができるのはもう少し先になるかもなぁと考えていました。


が!!!!!!


育児中の貴重な自由時間を削ってでもどうしても書きたいトピックができてしまった。それは、、、


周りからの2人目催促がうぜぇぇぇぇ~~~~!!!!



以前書いたnoteでもお話しした通り、妊活中は散々「子どもまだ?」攻撃にあってきましたが、、、

(その時のnoteはこちら↓)


ようやく「子どもまだ?」攻撃から解放されたと思ったらすぐに待っていたのは「2人目まだ?」攻撃でした。

人の心とかないんか?(呪術ハマってます)


タイトルからもお察しの通り、夫と私の間では我が家は一人っ子でいこうという方針に固まりつつあります。

今回は怒涛の2人目催促に疲れ切った主婦のただのお気持ちnoteです。

なぜ我が家が一人っ子でいこうという話になったのか、一つずつ理由を説明してまいりたいと思います。


タメになる情報をお求めの方はページを閉じて頂いてなんら差し支えありません。


経済的理由

流産という経験で心が折れてしまった私は妊活中に離職をしており、現状は専業主婦です。夫が一馬力で頑張ってくれています。

息子が保育園or幼稚園に入ったら私も働きだす予定ではいますが(フルタイムにするかパートにするかは悩み中)しばらくは今の状態が続いていくことになります。

物価高、電気代高騰に苦しんではいますがなんとかやりくりはできています。

しかし2人目に臨むとなるとそう悠長なことは言っていられません。


子どもの将来の教育費を考えたら私がフルタイムで働くことはマスト、しかし2度目の妊娠出産によって再就職までの期間はまた延びることになり、私のキャリアの空白期間をいたずらに増やしてしまいます。
子どもが2人いる状態での就活となると、正社員でお給料の良いお仕事に再就職することは、残念ながらいまの日本社会ではおそらく難しいでしょう。


2人の子どもの教育費を考えると、私がフルタイムで働いたとしても生活水準は落とさなければいけないでしょう。

息子に習い事をさせてあげられて、たまにの贅沢でスタバの期間限定を飲んだり、勢いでPS5を買ったり、1年に1~2回は旅行に行けるこの生活を、私は手放したくはないのです。


息子が進学するとは限らないけれど、もし子どもに行きたい学校、勉強したいことがあるのに経済的な理由で行かせてあげられない、というのは親としてはとても申し訳ない気持ちになることなんじゃないでしょうか。
(銀の匙で八軒の母ちゃんだってそう言ってた。)


でも息子1人であれば、いまの生活水準を落とさずにある程度の選択肢を用意してあげられます。

ヨーロッパに音楽留学へ行きたいとか言われたらちょっと厳しいかもしれないけれど…。

いやでも1人だったら、音楽留学でもなんとか頑張って捻出できるかもしれない。

しかし2人を音楽留学に行かせてあげることは出来ないのだ。

上の子だけ選択肢が多くて下の子に選択肢がないという状況(逆もまた然り)には絶対にしたくない。


そう考えるとやはり我が家の経済レベルにマッチしている家族計画は一人っ子なのだ。

はい、次!



シンプルに育児大変

私は、小さい子ども1人に対するちょうど良い大人の人数は3人だと思っています。

子どもをみる人1人、家事をする人1人、その時々で大変な方を手伝う人1人

大人が3人いると全員に心の余裕がある。

ワンオペなんてもってのほか、私は夫と2人体制で息子を見ているときだってもうあっぷあっぷなのです。

私の備え付けデータ容量がゴミカスなことを差し引いても育児はやっぱり大変だった。

大変なんだろうと覚悟はしていてもその予想を遥かに上回る大変さ。

この状態で2人目に臨む…?
正気か…?


きょうだいがいるからって仲良くなるとは限らない


2人目催促をしてくる人たちがそろって口にするのが、

「一人っ子は可哀想」

ということです。

でも果たして本当にそうなのでしょうか?

確かに私は三姉妹の長女として育ち、それなりに楽しい幼少期を過ごし、今も妹2人との関係は良好で「三姉妹でよかった」と思うことは多々あります。(小さいときはよく2人をいじめてたけど)

でもそれはたまたま私たちの馬が合っただけで、きょうだいがいるからといって仲良しになるとは限りません。

実際に周りにも不仲なきょうだいはたくさんいるし(特に私の周りは兄と妹の2人きょうだいのケースが多い)、そうなると一人っ子は可哀想っていうのは一概に言えないですよね?

夫は一人っ子当事者です。

小さいときは弟か妹が欲しいと思ったこともあるようですが、私と出会い結婚して義妹が2人できました。

血のつながったきょうだいでなくても、そういうご縁って(結婚に限らず)大人になってからいくらでもあると思うのです。

息子がこれから成長して、まるできょうだいのような親友ができることだってきっとあるでしょう。あって欲しい。


それとよく言われるのが、「親の老後の世話や葬式をひとりで背負わせるのは可哀想だ」ということです。

子どもは親の介護をするために生まれてくるわけではないので「介護する前提」でそう言ってくるのはナンセンスだということはいったん置いといて、

確かに親の老後や葬式などの心配事を相談できる相手がいないというのは一人っ子のデメリットではあると思うので、お金の備えや終活の準備はきちんとしておかなくてはいけないと肝に銘じております。

はい、次。


もう二度と流産したくない


私の中でおそらく一番大きな理由。

それは「もう二度と流産したくない」という気持ちです。


再三お伝えしているように、私は反復流産(2回連続の流産)を経験しています。

間違いなく私の人生で一番つらかった出来事であり、もう二度とあんな経験はしたくないのです。

現代の医学では、流産を100%防ぐ方法というのは残念ながら確立されていません。

でもそもそも妊娠をしなければ、もう流産することは起こりえないのです。

私は私の心と身体を守りたい。


流産したくないから妊娠したくないと思うことってごく自然な気持ちだと思うのですが、なかなか理解してもらえません。

「次は大丈夫だよ」とか根拠のない励ましなんていらなくて、とにかくもう放っておいてほしいだけなのに周りはそれでも2人目を勧めてくる。

てか、流産経験があることを承知の上で2人目催促するのって、やっぱり人の心とかないんか?



一人っ子にもメリットはある


一人っ子=悪のように散々言われるのですが、一人っ子にもメリットはたくさんあります。

ここで一人っ子当事者の夫に「一人っ子でよかったと思うこと」をインタビューしてみました。


・他のきょうだいと比べられることがない

これは確かにそうですよね。
他のきょうだいの方が勉強ができるとか、スポーツができるとか、きょうだいというのは良くも悪くも何かと比較対象にされてしまいます。

きょうだいがいる方はおそらくほとんどの方が身に覚えがあるのではないでしょうか。

私も散々「妹の方が可愛いね」とか「妹の方が細いね」とか()言われてきたのでよく分かります。

いくら親が比較しないように気を付けて育てても、いらんこと言う外野はいるし、子ども本人が自ら劣等感を持つことだってあるでしょう。

その点一人っ子はきょうだいがいる人と比べるとのびのび育つことができます。それも関係してか、一人っ子は自尊心が高い傾向にあるそうです。(てぃ先生の受け売り)


・集中力が身につく

他のきょうだいに邪魔されることがないため、一人っ子は物事に集中できる環境が整っています。

「最後までやりとげる力」は一人っ子の方が高いということがわかっています。(てぃ先生の受け売り)

これは本当にそうで、夫はいつも何事も最後までやり遂げるのに対し、私は飽き性ですぐに投げ出します。

夫は一度やり始めたゲームは絶対に最後までプレイするけれど、私は手を付けただけのゲームがたくさん…。


もちろんきょうだいがいることによるメリットだってあると思うので、どちらが良いとか比べること自体がナンセンスだと思うのですが、一人っ子はダメだと決めつけてくる人があまりにも多いのです…。


ちなみに一人っ子はわがままであるというのも心理学の研究で否定されています。(これもてぃ先生の受け売り)



頼むからSRHRを尊重してくれ


色々文句垂れたけどこの一言に尽きる。

子どもを産むのも育てるのも私であって、それを決める権利は私にあるはずなのに、あまりにも簡単に産め産めと言ってくる輩が多すぎる。

出産って最悪の場合、母体死亡だってありえる危険なことなのに、気安く他人に勧めていいことではないはずだ。



少子化で一人っ子世帯が増えてきてはいるものの、「子どもは2人産んで当たり前」という感覚が未だに根強いのはなぜなんだろう。


かくいう私も、結婚前子どもは3人欲しいと思っていた時代もあった。

2人目が欲しくないわけではなくて、前述したような問題が一つか二つでも解消されたなら、もう少し前向きになれるのだが、現在の我が家ではこれらの問題を無視してでも2人目に臨む、そのモチベーションがないのだ。


しかし私も人間なので、今後気持ちが変わることは十分にありえる。

日本がもっと子育てしやすい国になることにわずかな希望も込めて、我が家は一人っ子(仮)とする。



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