不登校になった時、仕事どうする?②
こんにちは、SSWパン子です。
前回、子どもが不登校になったとき、仕事をどうするかということについてお話ししました。
子どもの安心、安全が第一。もちろんその通りです。でも仕事があるんです。家族も養っていかないとならない。
生活保護になってでも不登校と向き合いたいと仕事を辞めた方もおられます。
子どもにキッズケータイを持たせて、頻繁に子どもからかかってくる電話を気にしながら仕事をしている方もいます。
毎日、手探りの日々を過ごされています。
こんなことがありました。
小2の女の子が不登校になりお家にいました。その子はお母さん、お父さんとキッズケータイでつながっていて、頻繁に連絡を取り合っていました。
子どもは一人の時間、テレビをつけて寂しさを紛らわせ、本を読んだり絵を描いたりして、数時間を1人で過ごしていました。
でも、やっぱり寂しい、不安。
「お腹いたくて、気持ち悪い。帰ってきて」と頻繁に携帯に連絡がきました。お母さんもお父さんも仕事中なので、すぐには帰れません。
「気持ち悪いならビニール袋用意しなさい」そうアドバイスするのが精一杯の親御さん。
その後も泣きながら頻繁に体調不良を子どもが訴え、親御さんも何とか仕事の都合つけて、急いで家に向かったそうです。
やっとの思いで親御さんが家に着くと、お子さんがビニール袋を片手に家の前に出てきていて、泣きながら親御さんを待っていたそうです。
その光景を思い出すだけで親御さんはいまでも涙が出てしまうとのことです。
子どもを一人にはできない。一人にしたくない。
もう仕事は続けられない。やめるしかない。
子どもだけでなく、親御さんもこうしてまた追い詰められてしまうのです。
でも、この八方塞がりのこのケースに風穴を開けたのは「地域の力」でした。
今もまだ地域の力を借りながら親御さんは仕事を続けていますし、ビニール袋を持って泣いていた子どももいろいろな人と関わりながら過ごしています。
おたがいさまってすごい。
その話はまた改めて書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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