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さっき思いついた小説のあらすじ

『拝啓、ゼロバイト。』

高校二年の秋。この季節特有の哀愁漂う中、「乾涼花」は校舎屋上のフェンスを越えた先にいた。日々平穏に暮らすはずが、何かと女子連中に絡まれ、半分イジメのような状況に置かれていた。そんな彼女の目的は、「飛び降り」であった。勇気を振り絞り真下を覗いた瞬間、クラスの中心的存在――ムードメーカー「水田暁美」に声をかけられ落下。しかし、結果は手足含めた右半身数箇所の骨折。何とか命からがら生き延びてしまい、思惑は崩落。各方面からの指導や注意を一通り受け、次に登校すると、これまでほぼ関わりがなく、あの瞬間だけの関係であった「暁美」が急接近してきて……。交わるはずのなかった二人の、「バイト」な日々が紡がれ、学園は騒乱の渦に。

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【乾涼花《いぬいすずか》】

高校二年の現役JK。抜群のスタイルにクールな出で立ちと眉目秀麗を絵にしたような人物。しかし、自身ではその辺を全く理解しておらず、「暁美」らには『もったいない人生を送ってきたね』と言われる。周囲の女子には幼稚園児時代からよく目をつけられてきたため、自身に対するイジメを認知しきれていない。物静かで無口な性格で、平穏を目指して窓際で本を片手に学園生活を送っている。飛び降りの一件から「暁美」と一緒にいることが多くなる。学園を秘密裏に守り支えている暗部組織【BITE】の新人。

「今月残り、ゼロバイト……」

【水田暁美《みずたあけみ》】

高校二年の現役JK。「涼花」のクラスメイトで、そのクラスの中心的存在――ムードメーカー。彼女も「涼花」同様、眉目秀麗ではあるものの、どちらかと言えば癒し系。プロポーションにおいて、胸だけは勝っていると自信を持っている。太陽のような性格で人を惹きつけるものを持ち合わせている。「涼花」のことを以前から気にかけていたものの、何か近づきがたく感じていて動けずにいた。飛び降りの一件から「暁美」と一緒にいることが多くなる。学園を秘密裏に守り支えている暗部組織【BITE】のリーダー。

「噛みつかないことが正義じゃないよ!」

【小倉雪弥《おぐらゆきや》】

二人とは別のクラスの高校二年、かわいい系男子。普段はひ弱な男の子を演じていて、学年の女子人気が極めて高い。しかし、学園を秘密裏に守り支えている暗部組織【BITE】のエースという一面もある。ネットに関する高水準の知識と技術を持っていて、よくネトゲをしていた「暁美」にスカウトされ加入した初期メンバー。周囲の女子やインターネットから情報収集を行っている。

「こっちは報酬ゼロでやってんだ。なにが【BITE】だ、バイト代くらい出せってんだ」


【BITE】

Bear Invisible True Experience

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