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繊維ビジネスにおける川上・川中・川下とは?

繊維業界には、「川上」「川中」「川下」という言葉があります。
これらは、繊維産業における原料から製品までの生産・供給の工程を表しています。

川上とは、繊維の原料を扱う分野です。主に綿花、羊毛、シルクなどの天然繊維や、ポリエステル、ナイロンなどの化学繊維の生産を担っています。川上で行われる工程には、原材料~糸にするまでのすべての過程が含まれます。

川中とは、繊維を加工する分野です。織物やニットなどの生地の生産から、染色・整理・縫製など、販売商品として仕上げていく工程が含まれます。

川下とは、小売業者や消費者に製品を供給する役割を担う企業や店舗を指します。川下の企業は、市場調査や商品企画、販売戦略などに力を入れ、消費者のニーズに合わせた商品を提供することが求められます。

繊維業界の特殊性は、それぞれのフェーズで様々な企業がそれぞれの専門的な役割を担っている分業体制という点にあります。原料から製品までの一連の流れをスムーズに進めるためにも、各業界が協力し、効率的な生産を行っているのです。
川上、川中、川下における役割を理解することで、繊維産業の流れをより深く理解することができます。また、消費者としても、どの段階でどのような素材や製品が作られるのかを知ることで、より良い選択ができるようになるのではないでしょうか。


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