クラウドファンディングまでの道のり
皆さまこんにちは。
カフェと囲碁ひだまりのMayuです。
東京で囲碁カフェを経営しています。
6月2日からクラウドファンディングをスタートしました。
お店を存続させるために、皆さまのお力を借りたくてチャレンジしました。
一度閉店しようと思って動いて辞めて、
まるで三途の川を一度渡ったような気持ちになりました。
本当は移転でクラウドファンディングをやろうと思っていましたが、
今回存続に名目を変えてスタート。
ちょっと遅い立ち上げとなってしまったのですが、
悩んでしまった理由と決意したきっかけについてお話します。
1.人気投票が怖い
囲碁の楽しめる場所存続クラウドファンディングが行われています。
実は私も主催の長井さんにお声がけいただきました。
しかし、その時はお断りしました。
一度閉店を決めたように、声をかけて頂いた時期はちょうど悩んでいる時期でした。先がないかもしれないのに、お金を受け取ることはできません。
また、数ある碁会所の支援となると、私のお店に対して良く思っていない人も支援することになる可能性もあり、やるなら100%応援してもらえる自分のものを立ち上げようと思っていました。
囲碁のお店だけでなく、飲食店単位で見ても、たくさんのお店が支援協力依頼を出しています。特に、ナイトクラブ(DJする場所)はほとんどの場所がクラウドファンディングを行っており、それが人気投票のように見えてくる。。
その中で、達成に近いところもあれば、日数が経っていても全然集まっていないところもある。
もし自分が立ち上げて、全然集まらなかったらどうしよう…
こういう不安がよぎります。
昨日クラウドファンディングをUPしてから、
しばらくスマホをみることが怖かったです。
幸い似たような業種がないので、さほど比較をしなくてすみますが、
クラウドファンディングで集まる金額=人気投票のように思えて怖かった。
それもあり、立ち上げるのが6月になりました。
2.先輩の背中を見る
少し前から先輩の飲食店を手伝っています。
具体的に、助成金の申請だったり、動画編集だったり、文章のアドバイスだったり。
その中に今回クラウドファンディングのお手伝いがありました。
先輩の店は日本酒ダイニングなので、ひだまりのように業態的に他と差を付けづらいお店です。
先輩も私と似たような状況で、
川崎の飲食店は、25店舗くらいまとめてのクラウドファンディングをやっており、そこに参加した方がいいのか?と悩んでいました。
しかし、そのお店は11年続いているお店なので、絶対単店がいいよ!と言って、時間をかけて作り上げました。
先輩の話を聞いて感動したのは、「コロナで大変だけど、みんな大変だよね。コロナ離婚とか悲しいよね。なんとかできないかな。」と言ってたことです。
こんな時でも誰かのためを思えるってかっこいい。
そうしたら、コロナ後にお店を二人で楽しんでもらえるようなクラウドファンディングにしたら?とアドバイスをして、お二人様を対象としたリターンをする形になりました。
先輩のお店に営業時間中に行くわけではないので、普段どれくらい常連さんがいるのか具体的には把握していませんでしたが、たったの1日で50%到達していました。
先輩が日々物凄い努力をして接客しているのを知っていたため、私も嬉しくなりました。
寝ず食べずで働いて、もう本当に何やっているんだろうと涙ぐんで話す日もありましたが、覚悟のある人は美しく見えます。
「挑戦したからこういう想いになったんだろうな。
この背中をみてきたんだから、私もできるかもしれない。」
そう思い、私も時点で動き出す決意をしました。
3.かっこつけるのは辞めてベストを尽くす
人気投票が怖いとか、集まらなかったら。とか、結局想像の域を出ない話ですよね。
だから、一歩踏み出すことにしました。
先輩だってきっと怖かったと思います。
ですが、自分のためであり、お店を大切に想ってくれているお客さまのためであり、スタッフのために正直に大変な想いを伝えました。
お店が大変な状態だと言うことはかっこいいことではありません。
しかし、私には挑戦できる世の中を作るというミッションがあり、
そこに到達する手段として「囲碁」を選びました。
ならば、今の状況を伝えて、協力してもらうしかない。
支援してくれた方には、未来に全力で還元しよう。
そう決意しました。
4.まとめ
囲碁で100年企業にするというのが私の目標です。
(祖父が開業したのが1965年なのであと45年です。)
他の業界の方々はわかりませんが、
囲碁業界の一部の方は囲碁愛が強すぎて
「稼げなくても幸せ。囲碁さえあれば幸せ。」という人がいます。
そういう風に感じられるのは一部の方々だけでしょう。
囲碁が好きで囲碁の仕事に就きたい。
でも稼げないからあきらめる。
そういう人の方が多いと思います。
もしかしてその人は素晴らしい人財かもしれません。
それが業界の古い体質だったり、善意で無料で教えます!によって
離れていくことだってあるでしょう。
業界を変える、そんなことが私に出来るかはわかりません。
しかし、自分のお店を魅力的、こんなところで働いてみたい!
という方がいたら、雇用できるようにしたいです。
それが実現できるように、よりよい店づくりに日々励んでいきます。
まだまだ道のりは長いですが、
この先もお店を存続させるためにご支援いただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
お会いできる日を楽しみにしております。
Mayu
サポートして頂いた皆さまには後悔させません!