初めての入院と手術

タイトルの通り人生初めての入院と手術を経験して来ました。
とても辛い体験でした。もう2度と味わいたくないが1年後にまた訪れます。
これが現実です。

ことの発端は6月中旬に起きました。
体調が優れず、眩暈で立つ事も辛い状態になってしまったのです。
急遽、耳鼻科へ行き診察を受けると内耳の方が怪しいと言われ、
後日CT撮りましょうとその日は眩暈の点滴を打ってくれたので体調は落ち着きました。

後日CTを撮り診察を受けるとやはり内耳の方に影があると言われ、
紹介状を書いてもらい大学病院に行き専門の先生に診て貰いました。

嫌な予感はしていましたが色々な検査を経て、主治医の先生に
『これは真珠腫性中耳炎ですね、手術しないと治りません』
と言われるも、いきなりそんな事言われても受け入れられませんでした。
とは言え体調は優れず眩暈はするで1ヶ月ほど会社を休みました。

不安でとても辛い時間でした、体調が良くなって来ると心に余裕が出来たのか
時間が解決したかは分かりませんが全てを受け入れる事が出来、
早く手術を受けて治したいと思う様になると手術日が待ち遠しくなりました。

そして迎えた入院日、準備を済ませ病院に向かい手続きを終え病棟へ
ここからは家族との面会は退院の日までコロナの影響で出来ません。
(面会できないのが後にこれ程苦しむとは思いませんでした)
手術の前日は特に緊張もせずにすんなり寝れて当日を迎えました。

手術着に着替え手術室に向かいます。
手術室はとても広くハイテク機器が並んでました。
手術台に乗り麻酔が入るとすぐに意識が飛びました。

『無事に終わりましたよと』主治医の先生の声で目を覚ましました。
麻酔の為なのかとても身体は怠く、吐き気も有りとても辛い。
術後2日間は、まともにご飯も食べられずに最悪でした。
何より個室に独り、弱音も吐けずに孤独が襲いかかり心が折れかけました。
体調が戻って来るとご飯も食べれる様になり、回復して行きました。
尿カテを抜くのが一番痛かった、そしておしっこが沁みて辛い。
耳の痛みは無いが耳鳴りはしてる、先生いわく時期に治るそうです。

そんなこんなで5日間が過ぎ退院の日、荷物を片付けナースステーションに向かいます。
するとちょうど妻と娘がこちらに歩いて向かってる姿が見えて、
安堵感とともに自分がいかに幸せなんだという実感、涙が込み上げました。

支払いを済ませ、診察の予約を取り病院を後に
お世話になった主治医の先生方、看護婦さん達に感謝します。

そして今この記事を自宅で書いてます。
自分を愛してくれてる妻、娘にたくさん時間を使って生きたいと思います。
それが何よりの薬であり、幸せなのかも知れません。

でもやっぱり手術はもうしたくない。



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