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#565 選択を減らすことで人生は豊かになる

 僕は東京都で小学校の教員をしています。2023年1月からnoteの更新をこつこつと続けています。2024年の目標は「noteの毎日更新」「30,000PV」「3,000スキ」です。そのために毎日継続してnoteを書いていきます。noteは日々感じていることや考えたこと、教育だけに限らず習慣化やお金についても書いています。もし、読んでいただき、共感いただけるなどしましたら「スキ」をポチッと押してください。毎日更新の励みになります。

 橘玲著の「シンプルで合理的な人生設計」を読んでいます。とても学びが多いです。今回はその中の話を紹介します。

「100円のみかんと100円のりんごがあります。みなさんはどちらを買いますか?」
 このような選択をする場面で人は2つのコストを支払っているそうです。一つ目は認知能力を消費すること=処理コスト。二つ目は何かを選べば何かを失うということ=機会費用の損失です。
 一つ目の認知能力を消費する「処理コスト」についてです。人は選択を繰り返す度に、この処理コストを支払います。疲れが溜まってくると、処理コストを支払い、選択をすることが難しくなってきます。そうなると物事を先延ばしにしてしまいがちです。一日の終わりに何も考えずにスマホをいじってしまいやすくなるのはそのためです。
 二つ目の機会費用の損失についてです。りんごを選べばみかんが食べられないし、みかんを選べばりんごは食べられません。何かを選ぶということは、同時に何かを選ばないということです。選択を繰り返す度に何かを選ばなかったという機会費用の損失が繰り返されているのです。
 「よい選択」とは処理コストと機会費用を最小化した選択のことです。しかし、選択には必ず処理コストと機会費用の損失が伴います。つまり、選択をしないことが人生はより豊かにしていくのです。
 最初の場面に戻ります。選択をしないためには、財布に200円があればみかんもりんごも食べられるのです。ということは金銭的な余裕が人生をより豊かにしていくということです。当たり前の結論になりましたが、金銭的な余裕がなぜ豊かさに繋がるのかを言語化してくれているのが、橘玲著の「シンプルで合理的な人生設計」でした。まだまだたくさん学びがありそうです。読み進めていきます。

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